パリの毎日は、それでも続いてゆきます…

このサイトをいつもご覧いただいている皆さん、こんにちは。トリコロル・パリです。ご存知のとおり、11月13日(金)の夜にパリで連続テロ事件が発生しました。まず最初に、数多くの犠牲者、そしてそのご家族に対して、心から追悼の意を表します。

私たちの無事を心配してメッセージを送ってくださった方もありました。本当にありがとうございます。幸い私たちは1人がパリ郊外、もう1人がナントに住んでおり、直接的な被害は受けておりません。

本来ならば、すぐにパリの情報をこのサイトでお伝えするべきだったのですが、今回はあまりの事態に、その作業にとりかかるまで、気持ち的に少し時間がかかってしまいましたことを、お詫びしたいと思います。

14、15日の週末は学校やプール、図書館といった公共施設、美術館、デパートなども閉鎖され、パリ市民には自宅待機が呼びかけられていましたが、今日16日(月)からは学校の授業が再開され、通常通り開館する美術館もあります。今年1月の新聞社襲撃事件のときと同様に、できるだけいつもどおり、日々の生活を続けることが、市民にできる「テロに屈しない」という意思表示なのだと思います。

とはいえ、フランス全土に非常事態宣言が出されているという状況は変わりません。旅行者の皆さんに影響を与える可能性のある情報を、以下にお知らせしたいと思います。

【2015年11月17日フランス時間13時45分更新】

外務省の海外安全ホームページの注意喚起
現在フランス旅行中、またはこれから旅行する予定のある方は、必ず読みましょう:
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C334

空港、国鉄北駅(ユーロスター乗り場)
荷物検査その他がより厳重になっているので、時間の余裕を持って向かいましょう。

メトロ
→全線運行していますが、Oberkampf(5,9番線)駅のみ閉鎖中。

犠牲者を悼み、11月16日(月)正午から1分間、メトロ・バス・RER・トラムの運行が止まります

フランス国鉄(SNCF)
→通常通り運行。

エッフェル塔
→パリ市は11月16日(月)の午後から再開しましたが、17日(火)の13時ごろ、また閉鎖された模様。
→夜のイルミネーションは16日から再開。ただし毎時ちょうどのキラキラ輝くイルミネーションは行われません。

ルーヴル美術館、ポンピドゥー・センター、グラン・パレ美術館、オランジュリー美術館、チュイルリー公園
→11月16日(月)13時から再開。

凱旋門
→11月16日(月)13時30分から再開。

オルセー美術館
→11月17日(火)から再開。

ヴェルサイユ宮殿
→11月17日(火)から再開。

パリ市立の美術館(プチ・パレ、カルナヴァレ美術館など)
→11月17日(火)から再開。

シャンゼリゼのマルシェ・ドゥ・ノエル
→11月20日(金)から再開予定。

ディズニーランド・パリ
→11月18日(水)から再開予定。

4 Comments
  1. こんにちは。
    時々サイトを見ては、パリのことを想っていました。
    先月のちょうどいまごろ、こちらの情報も参考にさせてもらいつつ2週間ほどパリの滞在を楽しみました。
    今回のできごとには、いろいろ考えこんでいるけど、
    住んでいる友人などの様子からも感じるのは、このいつも通りの日々を暮らすこと、の大切さです。
    このサイトの更新になにか言いたくて(…merci!かな)コメントしてみたしだいです。
    今日も楽しいこと、素敵なことがあるパリでありますように!

    1. 温かいメッセージ、ありがとうございます。本当に、いつも通りの日々を続けることが、私たちにできる抵抗なのかなと思います。

  2. お久しぶりです。覚えていらっしゃるでしょうか?
    ニュースを見て気になっておりましたが御無事で何よりです!

    これ以上被害が出る事なく、穏やかなパリが早く戻ります様に・・お祈りいたします。

    1. メッセージありがとうございます。穏やかな年末になるように私たちも祈っています。