〈フランスゴログ〉「舌」を使ったフランス語の表現いろいろ

頭のてっぺんからつま先まで、フランス語にもからだの部位を使った表現がたくさんあります。
日本語の表現に近いものや、面白い発想のもの、理解に苦しむものまで色々!
今回は「舌=Langue」を使った言い回しをご紹介します。





|FRANÇAIS| 
Se mordre la langue
例)Je me mords la langue. ジュ ム モー(る) ラ ラング

|JAPONAIS| 
舌を噛む? → 「(へまなことを言いかけて)口をつぐむ、(へまなことを言ってしまい)後悔する」の意味。日本で噛むのは唇ですね。


|FRANÇAIS| 
Ne pas avoir (ma/ta/sa) langue dans (ma/ta/sa) poche
例)Elle n’a pas sa langue dans sa poche. エル ナ パ サ ラング ダン サ ポッシュ

|JAPONAIS| 
ポケットに舌を入れていない? → 「舌がよく回る、おしゃべりだ」という意味。「雄弁は銀、沈黙は金」という価値観が薄いフランスでは、舌をポケットにしまっておけない人が多いかも?!


|FRANÇAIS| 
Avoir XXX sur le bout de la langue
例)Je l’ai sur le bout de la langue! ジュ レ スュル ル ブ ドゥ ラ ラング

|JAPONAIS| 
舌の先に何か持ってる? → 「言葉が喉まで出かかっているのに、どうも上手くいえない、思い出せない」という意味。「舌の先まで…」ってところが、日本語の「喉まで」より「もうちょっとなのに!」というイライラ感が出ていますね。





|FRANÇAIS| 
Donner (ma/ta/sa) langue au chat
例)Tu donnes ta langue au chat? チュ ドンヌ タ ラング オ シャ

|JAPONAIS| 
舌を猫にあげる? → いわゆる「降参、参った」の意味。なぞなぞ遊びなどをしている時に、答えが見つからないという相手に上の例文「猫にあなたの舌をあげる?」と聞けば、「降参する?」という意味になります。どうして猫なのかわかりませんが、とっても可愛い表現ですね。


|FRANÇAIS| 
Avoir la langue pendante
例)J’ai la langue pendante! ジェ ラ ラング パンダントゥ

|JAPONAIS| 
舌が垂れ下がる? → 「欲しくてたまらない」という意味。長い舌を出して、よだれを垂らしているイメージでしょうか?日本語の「喉から手が出る」に負けず劣らず、ビジュアル的に面白い表現ですね。

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