フランス語で落語する落語家さん発見!





日本の伝統芸能のなかで、歌舞伎や能はフランスで知っている人もいますが、ほとんど知名度がないのは落語でしょうか。それはやはり「言葉」が多くの部分を占める芸能だからかもしれません。

…と思っていたら、ステファン・フェルナンデスというフランス人がフランス語で落語をしているという話を聞きつけました。もともと民族学者で、世界中で語り継がれている「物語」、そしてその語り部の役割に強く関心を持った彼は、日本で落語に出会います。そして大阪で上方落語の桂あさ吉、林家染太の両氏に師事。現在はフランスに戻り、おもに子どもたちに向けて世界の物語を語るスペクタクルを行っています。

そのステファンさんのフランス語の創作落語は、「扇子からこぼれた物語」と題し、明治時代に活躍したイギリス人の落語家、快楽亭ブラックの目を通して、100年前の日本を発見する西洋人のお話がユーモアたっぷりに語られるというもの。来年の1月までパリ10区のThéâtre du Gymnase Marie Bellという劇場で毎週土曜日に見られるそうですが、なかなか足を運ぶのは難しい…というわけで、ドキュメンタリー動画を見つけてきました!

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