「そして父になる」見ました…

今年のカンヌ国際映画祭で審査員賞(Prix de Jury)を受賞した是枝裕和監督の映画「そして父になる」がフランスで12月25日公開になったのでさっそく見に行ってきました。フランスに住むようになってから、日本にいたときよりも逆に、日本映画を見に行く機会が増えたような気がします。やっぱり異国の地で、字幕を読むことも、がんばって聞き取る努力もせずに映画が楽しめるのは至福のひとときです。



「そして父になる」のフランス語タイトルは「Tel père, tel fils」。直訳すると、「この父にしてこの子あり」という感じでしょうか。実際にこの映画を見たあとはやはり「そして父になる」というタイトルが最もしっくりくるなぁと思ったし、「この父にしてこの子あり」はまたニュアンスが少し違うような気もするのですが…映画タイトルの翻訳ほど難しいものはないですね。

それにしても、まぁ久しぶりに映画館で号泣しました…周りからも鼻をすする音がけっこう聞こえてきたので、フランス人のお客さんたちも同じような反応だったようです。親と子のストーリーは、国境を超えますね。さらに、是枝監督の映画は、子どもたちの演技とは思えないような自然な演技がまた良くて…ますます泣かされました。

まだご覧になっていない方は、ぜひ…!

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