12ヶ月のパリジェンヌ

2018年12月 サントノレ通りにて



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今年も最後の月になりました。毎年言ってしまいますが、なんだかあっという間ですね。今年のパリは11月からグンと冷え込みが厳しくなり、12月も引き続き寒い週と、少し寒さが緩む週が交互に来ている感じです。雨がとても多く、この季節の楽しみであるマルシェ・ド・ノエルや美しいイルミネーションを心置きなく歩き回れないのが少し残念です。天候もありますが、今年は「Gilets jaunes(黄色いベスト)」のデモ行進の影響もあり、いつもよりクリスマスを満喫できない雰囲気が漂っています。




パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた12月のイラストは、高級ブランドが立ち並ぶサントノレ通りで見かけたパリジェンヌ。白いタートルネックのニットにハイウエストのデニムがとっても今っぽい着こなし。赤のニットキャップをアクセントに、全体的にトリコロールカラーのかわいい着こなしです。とてもシンプルだけど、コートのサイズ感やデニムの丈にこだわれば、ここまで旬なモード感が出せるというお手本。ニットキャップにインパクトがあるので、あえてノーアクセサリーで。これからはますます寒くなると思うので、大判ストールやブーツ、手袋をプラスするのが必須です。

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2018年11月 パリにて



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もう11月。今年も残すところあと2ヶ月です。11月に入ってからは雨が多く、朝晩の冷え込みも一段と厳しくなったので、ストールは必須アイテム。日中、太陽が照ると暑く感じ場合もあるので、着脱できるカーディガンのようなものを中に来ておくと便利かもしれません。




パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた11月のイラストは、パリジェンヌの定番!白・黒・グレーのベーシックカラーのミニマルなコーディネート。流行に左右されることなく、大きくハズしてダサくなる危険性は低いので真似しやすい着こなしともいえますが、シンプルであればあるほど、素材や風合いに目がいくので、チープ感のないノーブルな素材を選ぶのがベター。また、シルエットもバランス良く選ぶのが素敵に見せるコツでしょう。このパリジェンヌのように、足元にだけベージュを合わせ、控えめなアクセントを付けるのもおしゃれ。ニットキャップとさらりと巻いたマフラーは、さすが。パリジェンヌはやっぱり小物使いが上手ですね。

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2018年10月 パリ、レピュブリック広場にて



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快晴続きで暖かい日が続いた9月とうって代わり、朝晩の冷え込みが厳しい秋らしいお天気になった10月。これからはたくさん重ね着して、レイヤーのおしゃれを楽しめそうですね。




パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた10月前半のイラストは、大きなワンちゃんとお散歩中のパリジェンヌ。サン・マルタン運河沿いは、この季節ぶらぶらと歩くのにぴったりの場所ですね。本格的に寒くなる前のアウターには、変化球のノーカラージャケットをチョイス。素材感の面白いものを選んでいますね。ジャケットのインにはシャツ+ニットの優等生風コーディネート。足元は薄いピンク色のシューズで、意外性をちょっぴりプラスしています。今の季節にはストール、靴下をプラスすると良さそうです。

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2018年9月 ゴンクールにて



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9月に入っても最高気温が30度近くなる、残暑のような天気が続くパリ。とはいえ、朝晩はぐんと冷え込むようになりさすがに秋の気配を感じるようになりました。今の時期、日中は太陽が照ると暑いので半袖+長袖の羽織ものの組み合わせが便利ですよ。




パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた9月後半のパリジェンヌは、小花柄ワンピースに厚手ニットカーディガンのグランジコーディネート。今年はフラワープリントのロングスカートやワンピースが人気で、いろいろなブランドで見かけます。さらりとした薄い素材のワンピに、バルキーなカーディガンの組み合わせがとってもパリっぽい・・・というか、朝晩が寒くて日中暑くなるフランスで楽しみやすい格好かもしれません。今の季節はまだ暖かいのでカーディガンのニット素材をコットンのものにしてもいいかもしれません。足元はストラップシューズでかっちりと、ヴィンテージ調のバッグもコーディネートにお似合いです。

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2018年9月 パリにて



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7、8月はパリの街も閑散としていましたが、長い夏のバカンスが明けて、リフレッシュしたパリジャン・パリジェンヌたちが街に戻ってきました。9月はフランスの新年度。子供たちや学生たちにとっても新たな学年のスタートです。今年は世界的に猛暑でフランスも寝苦しい日が続いていました。9月に入ってようやく朝晩涼しくなりましたが、9月前半は25度前後の気温で、晴れが続く予報です。




パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた9月のパリジェンヌは、長袖を着るにはまだ暑い今の時期にぴったりの、白いニットにクロップド丈デニムの爽やかなコーディネート。ボトムの丈に合わせてトップスも短めに、ベルト代わりに巻いたチェックのスカーフがポイントになっています。足元はサンダルで夏の雰囲気を残していますが、この着こなしにショートブーツなどを持ってきても良さそうです。
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2018年8月 パリにて



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7月後半から続く猛暑は8月も続行。日本の暑さに比べたら、フランスは湿気が少なくカラッとしていますが、直射日光が激しく日向にいると肌がじりじりと焼けつくようです。





パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた8月のパリジェンヌは、そんな暑い日をおしゃれに過ごせるコーディネート。今夏の旬、赤x白のフラワープリントのワンピースに、黒のキャップを合わせているところがいちばんのポイント。ワンピにキャップを合わせることで、大人しくおさまらずにカジュアル&個性的な印象を与えます。足元はサンダルで軽やかに。8月2週目後半からはぐんと気温が下がり、最高でも20度前半の予報。それでも、キャップや帽子、サングラスは必需品です。

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2018年7月 トゥールーズにて



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7月に入って最高気温が30度前後の暑い日が続いているパリ。家庭にクーラーが普及していないので、夜は寝苦しいです・・・とはいえ、日本の暑さと湿気に比べると、フランスはまだカラッとして過ごしやすいと言えるかもしれません。今回はバカンスシーズンらしく、marineさんが南仏トゥールーズで見かけたToulousaine(トゥルーゼーヌ)の着こなしです。




前回に引き続き、暑い日にぴったりの爽やかな淡いブルーのオールインワン。シンプル&カジュアルだけどおしゃれ感が漂います。バッグとサンダルの小物類はすべて黒で統一して、全体のコーディネートを引き締める工夫を。ヘアスタイルは頭のてっぺんでまとめた涼しげなお団子がこの季節、一番ですね。
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2018年7月 パリにて



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7月に入ってようやく夏らしい太陽がギラギラ照るお天気が続いています。フランスは湿気が少ないせいか、直射日光が日本よりも厳しく、さすがにサングラスがないと眩しく感じます。夏にパリ旅行にいらっしゃる方は、サングラス、帽子、日焼け対策が必須ですよ〜!





寒かった5〜6月のストレスを発散させるかのように、パリジェンヌもどんどん夏らしいファッションを楽しんでいます。パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた7月前半のパリジェンヌは、間違いない可愛さのコンビネゾン!!袖からフロントにかかるフリル使いで旬のデザインを選んでいるところがさすがです。パステルピンクにノースリーブで、暑い季節にぴったりの涼しげなデザインなのもポイント。この夏のパリジェンヌのマストアイテム、かごバッグはバケツ型でちょっとひねりを加えてます。足元はサンダルではなく、あえてフラットパンプスできれいめにまとめているところもエレガントで好感が持てますね。

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2018年6月 パリにて



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6月も雨や雷が多く肌寒い日が続いていましたが、後半は最高気温が30度近くまで上がる夏日のような暑さになるという予報。こんなに寒暖差が激しいと体調を崩さないようにするのに大変です。今年は春を感じないまま突然夏になってしまうのかもしれません。





さて、パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた6月後半のパリジェンヌは、この夏のマストアイテムを上手に取り入れたさりげなくおしゃれなコーディネート。今年は何と言っても、かごバッグやパニエ!街歩きに持つのが大流行していて、どのセレクトショップにもショルダーやトートタイプのかごやパニエ風バッグがたくさん置いてあります。

こちらのパリジェンヌは、ファッション性の高いラウンド型のかごバッグ。ラブリーなヴィンテージ調のレースブラウスに、ハイウエストのデニムで今年っぽさをプラスして、足元はピンクのサンダルを合わせてシンプルなカラーコーディネートにアクセントをプラスしています。まだかごバッグを持っていないというみなさん、今年はいろんな種類が出ているのでお気に入りのひとつを見つけてくださいね!

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2018年6月 レピュブリック界隈にて



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今年もあっという間に折り返し地点・・・6月になりました。2018年の前半は寒くて雨の多いパリでしたが、6月に入って初夏らしい暑い日が増えてきました。とはいえ、蒸し暑くて午後になって雷雨になるときも多く、出かける際に折りたたみ傘を忘れないようにしないとずぶ濡れになってしまいます。





さて、パリ在住日本人イラストレーターmarineさんから届いた6月前半のパリジェンヌは、ネイビーとレッドのはっきりとした色合わせが爽快なコーディネート。ワイドなネイビーのパンツはウエストのレースアップがポイントになって可愛い。トップスにはあえて難易度の高い赤を合わせてトリコロルなネオマリンルックに挑戦しています。足元の厚底エスパドリーユも人気のレースアップを合わせて、全体的に軽やかな夏らしい着こなしです。
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