「フランソワーズ・サガン」展

『悲しみよこんにちは』といえば、思春期にフランスに目覚めた方なら一度は読んだことはある小説ではないでしょうか。その作者であるフランソワーズ・サガンは、18歳のときにこの小説でセンセーショナルなデビューを果たし、69歳で亡くなるまで、作品だけでなく、その破天荒な人生も注目を集めた特異な存在でした。その彼女の名を冠した新しいパリ市立図書館「メディアテーク・フランソワーズ・サガン」が東駅近くに今週末の5月16日開館。それにちなみ、この図書館内で「フランソワーズ・サガン」をテーマにした初の展覧会が開催されます。



夕刊紙「フランス・ソワール」のために撮影されたものの未発表だった数多くの写真など、初公開の貴重な展示品の数々が揃うまたとない機会。パリ、サン・トロペ、ノルマンディ、ベネチアなどさまざまな場所で撮影された写真から、サガンの素顔を覗くことができます。彼女の、さりげないけれど品のあるファッションセンスにも注目。さらに、60年代の映画上映などでサガンが活躍した時代を振り返ります。

この新しい図書館ができるパリ10区、東駅の南西界隈は庶民的な雰囲気の漂う地区でしたが、rue de Paradis(パラディ通り)、rue du Faubourg Poissonnière(フォブール・ポワソニエール通り)を中心に、ここ数年でおしゃれなブティックやカフェ、レストランが続々と誕生している注目のエリアです。


INFORMATION

「フランソワーズ・サガン」展 / Françoise Sagan

場所
Médiathèque Françoise Sagan
期間
2015年5月16日〜9月30日
開館日
火・木・金 13:00〜19:00、水 10:00〜19:00、土 10:00〜18:00、日 13:00〜18:00
休館日
月・祝
住所パリの地区マップ
8 rue Léon Schwartzenberg 75010
最寄り駅メトロ路線図
Gare de l'Est 4、5、7番線 徒歩6分
料金
無料
パリ・ミュージアム・パス

http://quefaire.paris.fr/fiche/110640_exposition_francoise_sagan
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