フランスの2020年末、高級食材の売れ行き

フランスの2020年末を振り返ると、やはりコロナ禍の影響がさまざまなところで見受けられました。とはいえ10月30日から再び始まった外出制限の効果が多少出たことで、12月15日から日中の外出制限はなくなり、地方間の移動もできるようになりました。家族揃ってクリスマスを祝うのが1年の大きなイベントであるフランス人たちの多くがほっと胸をなでおろしました。




フランスのクリスマスは、普段離れて暮らしていても、24日には帰省する人が多く、日本の大晦日のような雰囲気です。イブや当日のディナーには普段あまり食卓に並ばない高級食材を楽しみます。

家族での集まりも大人6人まで、マスク着用を推奨などこれまたコロナの影響を大きく受けたクリスマスではありましたが、コロナ禍の鬱々とした雰囲気の中、例年以上に美味しいものを食べたいと思った人が多かったのか、2020年12月21日から翌1月3日までに売れたフォアグラ(缶詰)は前年の同時期の51%増、鮮魚は35%増、スモークサーモンは28%増、シャンパンは20%増、高級チョコレートは10%増と、高級食材の売れ行きがとてもよかったのだそうです。

レストランやカフェが休業したままでもあり、せめて家で食べるものだけでも少し贅沢したいという人が、まだまだこれからも増えそうです。

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