〈L’Escudella〉南仏と地中海の風を感じるモダンビストロ

フランス南部の方言、オクシタン(オック語)で「お皿」を意味する「レスキュデラ」は、エッフェル塔につながるシャン・ド・マルスやアンヴァリッドロダン美術館に囲まれたパリ7区の落ち着いたカルチエにあるレストラン。すぐ近くにあるユネスコ本部で働く国際色豊かな常連さんたちを始め、地元っ子に人気のあるお店です。




ファサードは一見、どちらかというと庶民的な雰囲気。でも中に入ると、ブルーと白木の組み合わせがフレッシュな、モダンビストロです。

ここは、ヤニック・アレノが率いるホテル・ムーリスの3ツ星レストランを始め、さまざまな名店で腕を磨き、2011年には将来有望なシェフたちが腕を競い合う人気番組TOP CHEFで準決勝まで進んだ実力の持ち主、ポール=アルチュール・ベルランのお店。南仏カルカッソンヌ出身のシェフだけに、メニューにはピレネー山脈生まれのビゴール豚のハムやスペインのガリシア産イワシ、パリでは珍しいタコなど地中海の明るい太陽を感じさせるような料理が並びます。

このお店のスペシャリテを100%堪能するなら、55€の5品コースが魅力的。手早くランチを済ませたい人には、アミューズ+本日のメイン+プチフールが16€で食べられる昼のセットもあります。今回は、「柑橘がテーマの3品コース」44€を食べてみました。(テーマは定期的に変わります)

アミューズは、タルタルソースが美味しすぎたムール貝のフライ。
そして前菜は、「帆立貝のカルパッチョ 柑橘のヴィネグレット スパイス風味のワカモレ」




メインは、「スズキのロースト シソ風味のグレープフルーツのチャツネ カラマンシー(柑橘の一種)のソース オレンジ風味のニンジンのピュレ」

デザートは「レモンのパヴロヴァ(焼きメレンゲのデザート)」

テーマが柑橘だったので余計に後味さっぱり、量も適量でバランス良く、こってりしたフレンチはなかなか食べ切れないという日本人の口にも合うお味でした!

観光スポットに囲まれていながらも、観光客には馴染みのない界隈にある知る人ぞ知るレストラン。エッフェル塔やアンヴァリッド、ロダン美術館の周辺は意外と気軽に入れるお店が少ないので、左岸に行くときに知っていると便利なアドレスです。


INFORMATION

L'Escudella - レスキュデラ

住所パリの地区マップ
41 avenue de Ségur 75007 (地区:エッフェル塔/アンヴァリッド)
TEL
09 70 38 61 08
最寄り駅メトロ路線図
Ségur 10番線、Saint-François-Xavier 13番線、Ecole Militaire 8番線
営業日
月〜金 12:00-14:00 / 19:30-21h30(金は-21:15)
定休日
土、日
カード
VISA, MASTER
予算
3品コース44€、5品コース55€
https://www.escudella.fr/en/
他店舗
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