今年で38回目となる「ヨーロッパ文化遺産の日」が9月18日、19日の週末に開催されます。大統領官邸であるエリゼ宮や数々のモニュメント、美術館など、普段見ることのできない歴史的建造物が一般に公開される2日間で、大半のスポットに無料で入場できます。1984年にフランスで始まったこのイベントは、今ではヨーロッパの50ヶ国で開催されており、モニュメント、教会、劇場、城、銀行、裁判所、県庁、市役所、個人所有の邸宅など、フランスだけでも17000ものスポットが公開され、1200万人を動員する一大イベントです。ルーヴル、オルセー、オランジュリーの3大美術館を始め、通常なら入場料が必要な施設もこの期間中は無料または割引になります。宝石のように美しいステンドグラスで有名なサント・シャペルや、言わずと知れた凱旋門も人気。今年のテーマは「Patrimoine pour tous:みんなのための遺産」です。
昨年はコロナ禍の真っ最中、かつフランス国内の感染状況が悪化しつつあった時期で、中止を決定した都市もありましたが、今年はなんとか無事に全国で開催される予定です。
Journées Européennes du Patrimoine
ヨーロッパ文化遺産の日
2021年9月18日(土)~19日(日)
http://journeesdupatrimoine.culturecommunication.gouv.fr