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パリ7区、静かなヴェルヌイユ通り(rue de Verneuil)に、ひときわ目立つ建物があります。それは、あのセルジュ・ゲンズブールが1969年から亡くなる1991年まで暮らした自宅。これまで多くのファンが「参拝」し、彼らが壁に残していったメッセージの落書きがこの場所のシンボルとなっています。
現在この家の所有者である娘のシャルロット・ゲンズブールは、2011年ごろからこの思い出の場所をミュージアムとして一般公開することを計画していましたが、莫大な工事費がかかるため立ち消えに。ようやく今年9月から事前にネット予約した希望者への一般公開が決まり、この夏には落書きで埋まっていた壁も白く塗り直されたばかりだったのですが、残念ながら、公開が取りやめになったになったというニュースが飛び込んできました。その理由は発表されていませんが、セルジュの友人で、一般公開時にはガイド役を任される予定だったジャン=ピエール・プリウルさんが目を患っていることも影響しているようです。
この家の中には、セルジュが妻のジェーン・バーキンや娘たちと暮らしたころのまま、当時使っていた生活用品や装飾品などすべてが残されているそうで、なんと灰皿にはまだ吸い殻も残っているとか…セルジュファンなら一度は訪れてみたい「聖地」。なんとかして近々、公開にこぎつけてほしいものです。
↓ 1979年自宅でのセルジュとジェーン・バーキンの映像。
子供時代のシャルロットもお姉ちゃんのケイトと一緒に登場しますよー。(最初に広告が入ります)
写真と動画でゲンズブールが入っていく家が全く違うように見えますが、同じ場所でしょうか。。。
写真に塀がありますが、動画には無いようです。