以前、記念映画公開の際にもお知らせしたとおり、明日6月6日、ノルマンディ上陸作戦が70周年を迎えます。これは、第二次世界大戦中の1944年6月6日、アメリカ、イギリス、カナダなどを中心とする連合軍がドーバー海峡を渡ってフランスのノルマンディに上陸した、史上最大規模の上陸作戦です。この作戦をきっかけに、ナチス・ドイツに占領されていたヨーロッパが解放され、戦局のターニングポイントとなりました。
明日、ノルマンディの海岸沿いの町で上陸作戦の舞台のひとつでもあるウイストラム(Ouistreham)では、19ヶ国の首脳、そして70年前にこの場所で戦った1800人の退役軍人たちの出席のもと、記念式典が行われます。各国の要人のセキュリティを守るため、警察、軍、消防、あわせて12000人が動員されています。
なお、各国首脳の来仏に伴い、パリ市内でも今日5日(木)から7日(土)までいくつかのメトロの駅や国鉄駅が一時的に閉鎖になったりする影響があるそうですのでご注意ください。
出席者は次のとおり:
アメリカ:オバマ大統領
フランス:オランド大統領
イギリス:エリザベス女王
ロシア:プーチン大統領
ドイツ:メルケル首相
ベルギー:フィリップ国王
ウクライナ:ポロシェンコ大統領
オーストラリア:アボット首相
カナダ:ハーパー首相
オランダ:ウィレム=アレクサンダー国王
イタリア:ナポリターノ首相
ルクセンブルク:アンリ大公
デンマーク:マルグレーテ女王
ノルウェー:ハーラル国王
ポーランド:コモロフスキ大統領
チェコ:ミロシュ・ゼマン大統領
スロバキア:ガシュパロヴィッチ大統領