少しずつ日が短くなり、冬の足音が近づいてきた今日このごろ。10月31日の午前2時が午前1時となり、夏時間から冬時間に切り替わります。最近のスマホやパソコンは自動的に切り替わるので便利ですが、時計や家電は手動で変更するものが多くちょっと面倒…朝9時が8時になるので、1時間ゆっくり寝られるということになります。日本との時差は8時間になります。
この冬時間/夏時間のシステムは廃止になったんじゃないの?と思う方も多いと思います。オイルショックの影響で1975年に節電効果を期待して決定され1976年に導入開始されたサマータイム制度ですが、ここ数年はその効果以上に、時差が体調に与える影響などのデメリットのほうが大きくなったと考えられており、フランス人の84%近くは廃止に賛成。2019年に欧州議会では2021年を最後に廃止されることが決定していました。
ただ、コロナ禍の影響もあり、今後、冬時間(協定世界時+1時間 UTC+1)に合わせるのか、夏時間(協定世界時+2時間 UTC+2)に合わせるのかなど細かい調整がまだできていない状況。このため、今年10月31日は予定どおり冬時間に移行します。さて、来年3月27日にはサマータイムに移行するのでしょうか、それともそれまでに決断が下されるのでしょうか…?
LINK → 日本とフランスの時差について