あれから1年…バタクラン劇場が前日に営業を再開

昨年のパリ連続テロ事件から、今日でちょうど1年。パリ市内では今日、テロの標的となったそれぞれの場所で、フランソワ・オランド大統領、アンヌ・イダルゴ・パリ市長、犠牲者のご家族などの列席のもと、追悼セレモニーが行われます。

9時:フランス・スタジアム
9時40分:10区のカフェ「Le Carillon」、レストラン「Le Petit Cambodge」
10時:11区のカフェ「La Bonne Bière」
10時20分:11区のカフェ「Le Comptoir Voltaire」
10時30分:11区のカフェ「La Belle Equipe」
11時:バタクラン劇場




なかでも最大の犠牲者を出したバタクラン劇場は、8ヶ月もの工事を経て、前日の11月12日(土)に営業を再開しました。営業再開を最初に飾ったアーティストは、スティング(Sting)。12日夜21時に始まったこのライブ、チケットは発売後1時間弱で売り切れになりましたが、フランスの地上波放送France 2で13日(日)深夜0:55〜、France 4では14日(月)22:50〜放送される予定です。

事件からちょうど1年後ではなく、その前日に再開することについて、バタクランの経営陣は、「この劇場が、追悼セレモニーから再開するのではなく、音楽をもって再開することが大事だと思いました。」と語っています。

あれから1年…最近の調査では、「未だにフランス人の2人に1人が、2015年11月13日のことを週に一度は思い返してしまう」という結果が出ています。今日はパリ、そしてフランス全国で、いつも以上に、「あの日」のことを考えさせられる1日になりそうです。

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