2019年にパリで生まれ、2021年にはフランス国内、オンラインで最も売れたスキンケアブランドに急成長した「Typology(ティポロジー)」。日本語オンラインショップがオープンしたほか、パリのデパート、プランタンに初のフィジカルショップもできて、手に入れやすくなりました。その人気の秘密を紹介します!
Typologyってどんなブランド?
- ビーガン(動物由来のもの未使用)
- ナチュラル(80%以上天然由来の成分を配合)
- クリーン(環境に害を与える成分は製品開発段階からなくす)
- サステナブル(環境に配慮したパッケージ)
創業者のニン・リーさんは、自分の娘が生まれたときに、赤ちゃん用のクリームや石鹸の成分を調べてみたところ、人間や環境に良くない化学物質が使われていたり、成分すらもはっきり書かれていなかったりすることに気づきました。そこで必要に迫られて、安心して使えるスキンケア、肌への安全性と環境に配慮したブランドを自分で作ろうと思ったのが、Typologyが生まれたきっかけなのだそう。
フェイシャル、コスメ、ボディ、合わせて100種類ほどある製品は、すべてメイド・イン・フランス。いろいろな成分を足していくのではなく、厳選された成分のみの配合が特徴。香りも控えめで、この「引き算」するようなミニマルな姿勢が新しいと、アメリカでも注目を浴びています。主な成分、何がターゲットかがパッケージにはっきり書かれているので、自分のお肌に必要な成分をピンポイントで選べるのも嬉しい。
お部屋の見えるところに置きたくなるような、シンプルで素敵なパッケージにも実は意味があります。ガラスやアルミニウムなどリサイクル可能な素材を使っていて、ボトルが四角いのは梱包に無駄が少ない=配送のコストやエネルギーを減らせるというわけです。
フランスで支持されている理由は?
フランスでは、この10年ほどの間に、健康や環境への関心がとても高まっているなと感じます。そして、オーガニックの先進国でもあります。その変化はコスメ、特にスキンケアブランドに対しても同じで、効き目があるか、使い心地が良いかだけでなく、環境への配慮や、使われている成分の透明性にも注目するのが当然、という時代になりました。だから、「Typology」が2021年からフランス国内、オンラインで最も売れたスキンケアブランドの座に輝いているのは、ある意味、自然なことなのかもしれません。
トリコロルのお気に入りはこれ!
(左)ハイドロラット オーガニック オレンジフラワー
手にとるとお花の香りがふわっと広がるフラワーウォーター。さっぱりしたつけ心地で、暖かくなるこれからの季節にいい。でも、ちゃんとしっとりするのが好き。成分は6種類だけで、99.4%がオーガニックかつ植物由来。
(右)ティント リップオイル
ほんのり色づくリップオイル。ベタつかないけど唇がすぐに潤うのがうれしい。ほとんど味がなく、98%植物由来なのもポイント高し。もちろん色は長持ちはしないけど、がっつりメイクをしない日にちょうどよさそう。
日本からも気軽に買える!
日本語オンラインショップがオープンして、日本からも手に入りやすくなりました。フランスから発送ですが、送料は一律1,000円で、注文金額が8,700円を超えると送料無料になります。
美容液ひとつとっても、シワ・たるみ、ニキビや黒ずみ、赤みなど、さまざまな悩みに合うものがそろいます。Typologyが独自に開発した、24種類の肌タイプ診断をオンラインで体験して、自分のお肌にぴったりの製品を見つけることもできますよ。
プランタンに初のフィジカルショップ誕生
2019年の創業以来、オンラインショップのみでの販売でしたが、ついにパリの老舗デパート・プランタンのコスメフロア「プランタン・ボーテ」に初のフィジカルショップがオープンしました。お店で実際に手にとって試してみることができるうえ、フランスで買うと、より手に入れやすい価格帯なのも嬉しいところ。自分自身やお友達へのパリみやげにもよさそうですね。
パリ11区のTypologyオフィス
お邪魔したパリ11区のオフィスは、Typologyのイメージにぴったりな、明るくてナチュラルな雰囲気。製品開発から製品の写真撮影までさまざまな業務がここで行われているそうですよ。