映画〈ロダン カミーユと永遠のアトリエ〉

© Les Films du Lendemain / Shanna Besson
《考える人》《地獄の門》で名高い「近代彫刻の父」オーギュスト・ロダン。没後100年を記念し、パリ・ロダン美術館の全面協力のもと、『ポネット』の名匠ジャック・ドワイヨンが、カミーユ・クローデルと出会ってからの愛と苦悩に満ちた彼の半生を描いた、『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』が11月11日(土)日本で公開になります!

当時のアトリエにいるような臨場感で、数々の傑作が創造され完成する瞬間を垣間見ることができる作品。内縁の妻ローズと若い愛人カミーユ・クローデルとの間で揺れ動く優柔不断な男のずるさや素顔がロダンの視点から描かれていきます。なによりも、天才であるがゆえの孤独を抱えた一人の芸術家の姿に胸を打たれます。




歳を重ねるごとに魅力を増し、2015年の『ティエリー・トグルドーの憂鬱』でカンヌ国際映画祭、セザール賞の主演男優賞をダブル受賞したヴァンサン・ランドンが、自らパリのロダン美術館に足繁く通って8ヶ月間にわたり彫刻とデッサンの世界に没頭し、ロダンの魂までをも熱演。また「ジャニス・ジョプリンの再来」とも呼ばれる歌手で女優のイジア・イジュランがカミーユ・クローデルを好演しています。

オーギュスト・ロダン、カミーユ・クローデル、ジャック・ドワイヨン、ヴァンサン・ランドン……映画好き、フランス好き、美術愛好家を惹きつけるキーワードが勢ぞろいのこの映画。見逃せません!!

==STORY==
1880年パリ。彫刻家オーギュスト・ロダンは40歳にしてようやく国から注文を受ける。そのとき制作したのが、後に《接吻》や《考える人》と並び彼の代表作となる《地獄の門》である。
その頃、内妻ローズと暮らしていたオーギュストは、弟子入りを願う若いカミーユ・クローデルと出会う。才能溢れるカミーユに魅せられた彼は、すぐに彼女を自分の助手とし、そして愛人とした。
その後10年に渡って、二人は情熱的に愛し合い、お互いを尊敬しつつも複雑な関係が続く。二人の関係が破局を迎えると、ロダンは創作活動にのめり込んでいく。感覚的欲望を呼び起こす彼の作品には賛否両論が巻き起こり、バルザック像はロダンの存命中には酷評を受けたものの、今日「近代彫刻の父」という確固たる評価を得ている。
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『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン
出演:ヴァンサン・ランドン、イジア・イジュラン、セヴリーヌ・カネル
原題:Rodin/2017年/フランス映画/120分
公開:2017年11月11日(土)より、新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ ほか全国ロードショー
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