日本生まれの「世界のお茶専門店 ルピシア」のパリ店は、サンジェルマン・デプレのボナパルト通りにあります。さらにこの同じ通りに、約360年以上の歴史を誇り、モネやルノワールを輩出したことでも有名な世界最高峰の美術学校「エコール・デ・ボザール 国立高等美術学校」もあります。
昨年に引き続き、今年もボザールが協力して、在学生を対象にルピシアを象徴する丸いお茶缶のラベルデザインを行うコンペを実施しました。パリ店で販売する約100種類のお茶のうち、特に人気のある5種類を対象に、香りや味を試したうえで学生自らが選びデザイン。昨年の約2倍、56名の学生が参加しました。
最優秀賞の受賞者はピエール・ベロさんで、選んだお茶は「サクランボ・ヴェール」。サクランボの香りと日本茶がハーモニーを奏でるお茶です。茶葉の緑と赤いトッピングの色合いが鮮やかですね。
デザインは、フランスでも人気の映画監督・小津安二郎の作品「彼岸花」に着想を得たもの。緑茶を飲んだときのホッとする感覚を、映画に登場する洗濯物で表現しているそうです。「洗濯物」で表現するというところ、さすが、発想が斬新ですよね〜。
この最優秀作品は商品化され、8月25日からフランスと日本で発売されます。
価格:1000円(税込)50gデザイン缶入り
最終選考に残った9作品はこちら:
LUPICIA パリ店
住所:40 rue Bonaparte 75006 Paris
電話:01 43 29 84 75
営業:月〜木 10:00~19:00、金〜土 10:00~19:30
定休:日
http://www.lupicia.fr
http://www.lupicia.com