Photo © Bernard Souchu
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに占領されていたパリがついに解放されたのは1944年8月25日のことでした。ドイツ軍を鎮圧し、パリ市内に入ったフランス軍やアメリカ軍は、解放を喜ぶパリ市民から熱い歓迎を受けました。そのときの様子は映像にも残されており、フランスに住んでいれば一度は見たことのある人が多いことでしょう。
今年の8月25日（日）はパリ解放からちょうど75周年ということで、当時の兵隊さんや市民の姿をした人々や戦車が行進「Défilé de la Liberté（自由の行進）」を再現します。まさに1944年のこの日、ルクレール将軍がパリ市内に入ったのと同じ、ポルト・ドルレアンにある「1944年8月25日広場」から行進はスタート。「ルクレール将軍大通り」を進み、途中の「ヴィクトール・エ・エレーヌ・バシュ広場」では、広場に面したゴーモン映画館の建物に、75年前の行進の様子が映し出されます。ゴールはダンフェール・ロシュローです。
行進には自由に参加することができます。パリ市は、1940年代当時の服装でぜひ参加してくださいと呼びかけています。また、75年前と同じく、窓やバルコニーにフランス国旗を掲げる沿道の商店や住民も多くなりそうで、まさに75年前のパリ解放の雰囲気を味わえるイベントになりそうです。
自由の行進
Défilé de la Liberté
開始時間：8月25日（日）15時30分
場所：place du 25 août 1944 75014
メトロ：Porte d’Orléans 4番線
終了時間：同日16時ごろ
場所：place Denfert-Rochereau 75014
メトロ：Denfert-Rochereau 4,6番線