
ときには可愛らしかったり、味があったり、歴史を感じたり…パリを歩いていると出会う、街角のさまざまな風景を、パリに暮らす日本人イラストレーターmarineさんの手描きのイラストとともにお届けします。

20. Conservatoire des Hémisphères
コンセルヴァトワール・デ・エミスフェール
「パリところどころ」第20回は、バック通り96番地に2021年オープンした茶葉専門店「コンセルバトワール・デ・エミスフェール」です。深緑のファサードに金色の店名が刻まれ、その佇まいは、シックな界隈にふさわしく、まるで昔からそこにあった老舗のような落ち着きを漂わせています。
この店を開いたのは、小さいころからお茶が好きで、世界各地の茶文化を研究してきたアリス。自ら各地を旅して生産者と出会いながら探し求めた茶葉は、アジアやアフリカをはじめ、フランスではあまり見かけることのない産地のものまでさまざま。木の棚にずらりと並ぶ金色の缶の中に美しく収められています。
なかでもおすすめは、この店オリジナルのフレーバーティー。イチゴやフランボワーズ、シナモンなど、本物のフルーツやスパイスを使って自然な香りをつけたお茶はすばらしく、一度味わえば、人工的な香りのお茶には戻れなくなってしまうかも…。
首相官邸や省庁、大使館が集まる高級住宅街として知られるバック通りですが、ここ数年はチョコレート店やパティスリーの名店が次々とオープンし、すっかりグルメ通りとしても注目を集めています。
|Conservatoire des Hémisphères |
住所:96 rue du Bac 75007
hemispheresparis.com
Instagram:@conservatoire_des_hemispheres
⌘ イラストレーター
下山真鈴 Marine Shimoyama
東京生まれ、パリ在住。アパレルブランドのPRを経て、2006年に渡仏。パリでグラフィックアートを学んだのち、イラストレーターとして活動を開始。フランスと日本で、アパレル・コスメ関連のイラストや、雑誌やウェブサイトの挿絵などを手がける。パリの日常で見かけるおしゃれなパリジェンヌをイラストで紹介するブログ「パリウォッチ」をMadame Figaro Japonのウェブサイトで連載中。














