ここ数日ちょっと肌寒い天気のパリ。日陰に入ったり風が吹いたりすると、本当に寒くって上着とスカーフが欲しいぐらい。とはいえ、相変わらずの日照り続きでフランスの農作物の栽培は深刻な状況に・・・金曜は雨の予報ですが、恵みの雨となるでしょうか。観光には晴れがうれしいんですけどね。
さて、昨日からフランスで話題持ち切りのスキャンダルが、有名政治家の強姦未遂事件。IMF専務理事も務めるドミニク・ストロスカーン氏(Dominique Strauss Kahn、フランスでは略してDSKと表記することも)がニューヨークのホテルにて、客室係の女性に性的暴行を加え、強姦未遂で逮捕されたのです。手錠をはめられた姿や法廷の様子などがすべて映し出され、フランス国中に衝撃が走りました。保釈申請が退けられ、現在も留置所に拘束されているとのこと。
次期大統領候補のひとり、とも言われていただけに、ひょっとしたら彼を落し入れるための陰謀では?という説もあったりなかったり・・・と同時に、このニュースを受け、フランスでも以前から似たような嫌疑がかけられていた、という話がポツポツと出ており、今まではもみ消しに成功していた常習犯の香りも。いずれにせよ、ストロスカーン氏の今後の政治家生命が大きく危ぶまれる状況です。容赦ないアメリカ裁判所の裁きに今後も注目です。
●ドミニク・ストロスカーン氏のお顔はこちら→Google画像