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『戦場のピアニスト』や『ローズマリーの赤ちゃん』をはじめ、長きにわたって数々の名作を生み続けているロマン・ポランスキー監督。待望の最新作『オフィサー・アンド・スパイ』がついに日本で公開されます!「Affaire Dreyfus(ドレフュス事件)」としてフランスでは誰もが知る歴史的冤罪事件をテーマに、巨大権力と闘った男の不屈の信念と壮絶な人生を描く歴史サスペンス。事件の真相を追うピカール中佐役に、映画『アーティスト』で最優秀主演男優賞に輝いたオスカー俳優ジャン・デュジャルダン。ドレフュス役は『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のルイ・ガレルが演じ、他にもマチュー・アマルリックやメルヴィル・プポーなど、フランスを代表するキャストが集結しています。
反ユダヤ感情が高まる19世紀末のフランスを舞台に、証拠捏造や文書改竄などあらゆる手で隠蔽をもくろむ国家権力に抗い、真実と正義を追い求めるピカール中佐の姿を描きます。
映画『オフィサー・アンド・スパイ』予告編
〜あらすじ〜
1894年、フランス。ユダヤ系の陸軍大尉ドレフュスが、ドイツに軍事機密を流したスパイ容疑で終身刑を宣告される。ところが対敵情報活動を率いるピカール中佐は、ドレフュスの無実を示す衝撃的な証拠を発見。上官に対処を迫るが、国家的なスキャンダルを恐れ、隠蔽をもくろむ上層部に左遷を命じられてしまう。全て失っても尚、ドレフュスの再審を願うピカールは己の信念に従い、作家のゾラらに支援を求める。しかし、行く手には腐敗した権力や反ユダヤ勢力との過酷な闘いが待ち受けていた……。
<ドレフュス事件とは>
1894年12月22日。パリの法廷にてユダヤ系軍人のドレフュス大尉がドイツのスパイとして終身刑に処せられる。その2年後に真犯人が現れるが軍部が隠匿。これに対し小説家エミール・ゾラをはじめとする知識人らが弾劾運動を展開し政治的大事件となった。1899年、ドレフュスは大統領の恩赦により釈放。1906年に無罪が確定した。2021年10月には本国で、その生涯に敬意を表するドレフュス博物館が開館。マクロン大統領も来訪し「記憶伝承の場」と世界に訴えた。
この作品は、第76回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞、第45回セザール賞3部門(監督/脚色/衣装)を受賞しました。原作小説の作者であるロバート・ハリスは、ポランスキー監督の『ゴーストライター』以来のタッグ。監督と共に脚本家として名を連ねています。『8人の女たち』や『真実』などで衣装を担当したパスカリーヌ・シャヴァンヌが手がける当時の軍服や女性たちの服装も見どころの一つです。
また、日本での公開にあたり、フランス現代史を専門とし反ユダヤ主義関連の研究でも知られる思想家の内田樹氏が字幕監修をつとめています。
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映画『オフィサー・アンド・スパイ』
公開日:2022年6月3日(金)〜
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・ハリス、ロマン・ポランスキー
原作:ロバート・ハリス「An Officer and a Spy」
出演:ジャン・デュジャルダン、ルイ・ガレル、エマニュエル・セニエ、グレゴリー・ガドゥボワ、メルヴィル・プポー、マチュー・アマルリック ほか
劇場:TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
原題:J’accuse│2019年/フランス・イタリア/仏語/131分/4K 1.85ビスタ/カラー/5.1ch
提供:アスミック・エース、ニューセレクト、ロングライド
配給:ロングライド
オフィシャルサイト:https://longride.jp/officer-spy
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