フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展

©︎ATELIER MUJI GINZA

銀座の無印良品「ATELIER MUJI GINZA」にて、日常芸術をテーマにアート（＝文化）を広げるアートプロジェクト「Life in Art」の一環として、パリを拠点に活動するアーティスト、フィリップ・ワイズベッカーの展覧会が開催中です。日頃から多くのクリエイターたちと協力しながら、衣食住における「感じ良いくらし」の探究を続ける無印良品ですが、特にフィリップ・ワイズベッカーは、パリのシャトレに位置する旗艦店「MUJI Forum des Halles」にてさまざまな企画で以前からコラボレーションをしてきたアーティストのひとり。

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1942年にダカールで生まれ、パリの国立高等装飾美術学校で学んだのち1968年にアメリカへ移住。現在はパリ、ニューヨーク、バルセロナの3都市を行き来しながら活動を続けています。日常の身近なモチーフ、平面的でありながらも不思議な立体感のある独特なパース、淡くあたたかみのある線の表情など、自身の目線から生み出すドローイングが多くの人を魅了しています。

©︎ATELIER MUJI GINZA

また、本人の自宅やアトリエにある家具のほとんどを自身で設計、制作、塗装をしています。この展覧会では、身近な暮らしの中にあるものをモチーフに描いたドローイング作品や本人が制作した生活の道具、アトリエで収録した映像で構成されています。自身の内面にある発想を自由に表現し生活環境を構築していく、そんな彼の生活美学の視点を感じ、日々の暮らしをゆたかに愉しむきっかけを見つけてください。