カタコンブの見学コースがリニューアル

トリコロルの本『パリでしたい100のこと』でも紹介している「カタコンブ」は、パリの地下に広がる採石場跡を利用して18世紀後半に作られた地下20mの納骨堂。なんと600万人分の遺骨が眠るこの場所は昔から見学も可能で、ちょっと変わったパリの顔を覗いてみたい旅行者たちに人気のスポットです。




あまりにも人気過ぎて入口に長い行列ができることも少なくなかったため、6月13日からその見学コースが短縮に。コースの距離は2kmから1.5kmになり、所要時間は45分と、より気軽に見学できるようになりました。

単に遺骨を積み重ねただけでなく、頭蓋骨やその他の骨をハート型や幾何学模様に並べたり、装飾が加えられているのも興味深いところ。そこにはあまりおどろおどろしい雰囲気はありません。地上でも墓地がパリジャンの散策スポットになっていたりもしますし、私たち日本人がお墓や墓地に抱くイメージとはかなり違って、面白いですね。

地面の下からパリの歴史を感じられる、珍しい場所。ぜひ訪れてみてください。なお、地下通路の全長は300kmで、見学できるのはほんのわずかな一部。コースを外れてしまうと迷って出てこられなくなることもあるので、くれぐれもお気をつけください…😱

Catacombes de Paris
住所:1 Avenue du Colonel Henri Rol-Tanguy 75014
メトロ:Denfert-Rochereau
時間:火〜日 10:00〜20:30

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