さようなら、クレージュ!

60年代のミニルックに代表されるプレタポルテはもちろん、バッグや財布、タオル、食器などあらゆる生活用品のデザインを手がけ、日本人にも大変馴染みのあるフレンチ・ブランド「Courrèges クレージュ」。名前は知らなくても、あのロゴを見たことのある人も多いでしょう。そのブランドの創始者であるデザイナー、アンドレ・クレージュが1月7日、長きにわたり闘病していたパーキンソン病のため92歳の生涯をとじました。



1961年のブランド立ち上げ以来、当時まだ美しくないものという固定概念のあった膝頭をあらわにしたミニスカートを提案し、瞬く間に時代の寵児になったクレージュ。その後もパンツルックや未来的なスタイルのほか、高品質を保ちながらも安価な生産システムを成功させるなど、ファッション業界に新風を巻き起こし続け、95年にブランドを去るまでフランスのモードに大きな影響を与えたデザイナーの一人でした。
写真(C)Catherine Cabrol/Kipa/Corbis

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