プチ・パレのパリ市立美術館を始め、上質なコレクションを誇りながらも無料で見学できるのがありがたいパリ市立の美術館。リニューアル工事のためここ数年ずっと閉館していた5つの美術館が、2020年にどんどん再オープンする予定です。どこもまだ正確なリニューアル日はわかりませんが、発表され次第、このページを更新してお知らせします!それぞれにまったくテーマと内容の異なるスポットなので、興味のある美術館をぜひチェックしてくださいね。
Musée Cernuschi
チェルヌスキ(セルヌスキ)美術館
© François Grunberg/ Ville de Paris
© François Grunberg/ Ville de Paris
★2020年3月4日(水)再オープン★
知る人ぞ知るパリ市立アジア芸術美術館。原始時代から20世紀までの、中国、日本、ベトナム、朝鮮の貴重な芸術作品が集められた、パリではギメ東洋美術館に次ぐコレクションを誇り、アジアの美術に興味があるならぜひ一度は訪れたい場所です。かつて目黒の蟠竜寺にあった阿弥陀仏の像にも出会えますよ。すぐそばにはとても美しいモンソー公園もあるのでついでに散策してみましょう。
住所:7 avenue Velasquez 75008
メトロ:Monceau 2番線
www.cernuschi.paris.fr
Musée Carnavalet
カルナヴァレ博物館
★2020年6月 再オープン予定★
メトロ1番線のSaint Paul駅からすぐ、まさにマレ地区の中心に位置する「カルナヴァレ博物館」は、1880年に開館した、パリの中でも最も古い博物館のひとつ。美しい16世紀の貴族の館は、古代から20世紀までの長いパリの歴史と市民の生活をうかがえる、歴史博物館となっています。
→トリコロル・パリの「カルナヴァレ博物館」紹介ページ
住所:16 rue des Francs-Bourgeois 75004
メトロ:Saint Paul 1番線
www.carnavalet.paris.fr
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユーゴーの家(記念館)
© Pierre Antoine
★2020年6月 再オープン予定★
これまたマレ地区のシンボル、赤レンガ造りの建物が印象的なヴォージュ広場の一角にあるのが、『ノートルダム・ド・パリ』や『レ・ミゼラブル』で有名な文豪ヴィクトル・ユーゴーの記念館。1832年から16年間、ユーゴーと妻、4人の子供たちが実際に暮らした住まいで、当時の生活の様子を垣間見ることができます。
→トリコロル・パリの「ヴィクトル・ユーゴー記念館」紹介ページ
住所:6 place des Vosges 75004
メトロ:Bastille 1、5、8番線
www.maisonsvictorhugo.paris.fr
Musée de la mode de la Ville de Paris
ガリエラ・モード博物館
★2020年(時期未定) 再オープン予定★
美しいルネサンス様式の建物にある、ファッションの街パリが誇るモード博物館。リニューアルで展示スペースがこれまでの2倍になる予定。
住所:10 avenue Pierre 1er de Serbie 75016
メトロ:Iéna 9番線
www.palaisgalliera.paris.fr
Musée des Egouts
下水道博物館
★2020年10月1日 再オープン予定★
実際に使われている下水道の一部を公開して、パリの下水の仕組みを説明する博物館。「カタコンブ」と同様に、パリの地下世界を発見できるちょっと変わったスポットです。
→トリコロル・パリの「下水道博物館」紹介ページ
住所:93 quai d’Orsay 75007
メトロ:Alma Marceau 9番線