© Cyrille Thomas
ルイ・ヴィトンを筆頭に、数多くの高級ブランドを保有するLVMH グループのCEO、ベルナール・アルノーが所有するコレクションと、ルイ・ヴィトン財団所蔵作品など、さまざまなジャンルのアート作品を常設展示するルイ・ヴィトン財団美術館が2015年ブローニュの森にオープンしたことはご存知の方も多いと思います。
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そのすぐそばに、フランス政府およびパリ市の協力のもと、LVMHが手がける新たな美術館が2020年ごろ誕生することが発表されました。その名も、「Maison LVMH / Arts – Talents – Patrimoine(メゾン・ド・LVMH / 芸術 − 才能 − 遺産)」。
2005年に閉館した「国立民芸民間伝承博物館」の建物が、ルイ・ヴィトン財団美術館も手がけた世界的な建築家、フランク・ゲーリーの手により大々的なリニューアル工事で生まれ変わります。
芸術、創作、スペクタクル、職人芸にスポットライトを当てるこの美術館は、大きく2つのスペースに分かれます。1つめは2600㎡の2000〜4000人収容のホール。大規模なコンサートから、大きな芸術作品を設置できる広々としたスペースです。2つめは、より小規模な展覧会やスペクタクルに使われます。
CEOのベルナール・アルノーが、芸術に非常に造詣が深い人物だからこそ生まれたこの新しい美術館のプロジェクト。ルイ・ヴィトン財団美術館だけでも、わざわざ行く価値のある場所ですが、3年後にはこの新美術館も加わり、ブローニュの森がますます人気のアートスポットになりそうです。楽しみに待ちましょう〜。