フランスを代表する歌手のシャルル・アズナブールが94歳で亡くなりました。先月日本での公演を終えて帰国してから間もない、突然の知らせに、フランスは悲しみに包まれています。
1924年、アルメニア系移民の子としてパリに生まれ、フランスの国民的な歌手となった彼はまさに、さまざまなオリジンの人々が共存しあう「共和国」の理念を体現する存在でもありました。70年以上にもわたるその長いキャリアのなかで、1400以上の曲を手がけました。
日本にも昔からのファンが多いアズナブールについて、詳しく解説する必要はあまりないかもしれません。数多い代表曲のなかからいくつかを聴きながら、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
世界の果てに Emmenez-moi
五月のパリが好き J’aime Paris au mois de mai
忘れじのおもかげ She
フォー・ミー・フォーミダーブル For me, formidable
愛のために死す Mourir d’aimer
アヴェ・マリア Ave Maria
イザベル Isabelle
帰り来ぬ青春 Hier encore
哀しみのヴェニス Que c’est triste Venise
人々の言うように Comme ils disent
ラ・ボエーム La Bohême
ラ・マンマ La Mamma