『ベルナデット 最強のファーストレディ』
11月8日(金)から東京を始め、全国順次公開される『ベルナデット 最強のファーストレディ』。その主人公は、ジャック・シラク大統領夫人で元政治家のベルナデット・シラク。1995年にシラクがフランスの大統領に就任してから、極右のジャン=マリー・ルペンに勝って2期目を務めた2007年までの12年の間に、ベルナデットが「時代遅れで夫に従うだけの旧時代の妻」というイメージを打ち破り、いかにして「最強のファーストレディ」となったのかが、ときにはユーモラスに、ときには繊細に描かれます。ベルナデット役はフランス映画界の至宝、カトリーヌ・ドヌーヴが説得力たっぷりに演じています。
〈あらすじ〉
ベルナデット・シラクは、夫ジャック・シラクを大統領にするため、常に影で働いてきた。ようやく大統領府であるエリゼ宮に到着し、自分の働きに見合う場所を得られると思っていたが、夫やその側近、そして夫の広報アシスタントを務める娘からも「時代遅れ」「メディアに向いていない」と突き放されてしまう。だが、このままでは終われない。参謀の”ミッケー”ことベルナール・ニケと共に、「メディアの最重要人物になる」という、華麗にして唯一無二の”復讐計画”をスタートさせる!

© 2023 Karé Productions – France 3 Cinéma – Marvelous Productions – Umedia
監督はカトリーヌ・ドヌーヴも絶賛する新鋭、レア・ドムナック。10歳下の脚本家クレマンス・ダルジャンと共に「事実を自由に脚色」した脚本を執筆した彼女は、今年41歳を迎えた新星。「夫と同じように教養がありながら、夫のために後回しにされてしまうベルナデットの人生は、多くの女性が”自分と遠くない”と感じるはず」「50代以上の女性が主役の作品を手掛けることができて嬉しかった」と語っています。

© 2023 Karé Productions – France 3 Cinéma – Marvelous Productions – Umedia
\\トリコロル・パリのおすすめポイント//
◉ 1933年に良家のお嬢様として生まれ、妻は夫を陰で支えるものと教育されてきたベルナデットが、次第に自らの個性と実力を発揮していく姿がとにかく痛快で最高!
◉ 同時に、フランスだけでなく日本含めた世界中に、こういう女性がたくさんいた(いる)んだろうな、その中にはベルナデットのようにリベンジする機会も手段もない人がほとんだったのだろうなということに思いを馳せてしまう…笑いながらも考えさせられる映画です。
◉ 変身後はもちろん変身前さえも、ベルナデットの装いがカラフルでエレガントで目に楽しい。
◉ 事実に基づいたフィクションであることは大前提として、フランス大統領を取り巻く環境やエリゼ宮で働く人々の姿などが垣間見られて興味深いです。
◉ 実在の人物が出てくるので、1990年代から2000年代初頭にかけてのフランスの政治や政治家についてうっすらでも把握していると、余計に楽しめる映画です。例えば、のちに大統領となったサルコジとシラクの関係について…もとはとても近しい仲だったのに、1995年の大統領選で、サルコジがシラクの対立候補を支持するという寝返りを行ったことで、シラク陣営から裏切り者扱いされていることは、この映画でも大事なポイントです。
◉ とはいえ、以上のようなことをまったく知らなくても十分楽しめます!ドヌーヴ様がとにかくハマり役。自分を押し殺し、何があっても夫を陰で支える妻としての顔、本当は確固とした自分の意見も主張もある女性としての顔、それぞれに問題を抱える娘たちを思う母としての顔、その強さ、弱さすべてを、表情ひとつで表現する…さすがです。

© 2023 Karé Productions – France 3 Cinéma – Marvelous Productions – Umedia
『ベルナデット 最強のファーストレディ』
公開日:2024年11月8日(金)
劇場:新宿ピカデリー 他全国ロードショー(→劇場情報)
公式サイト:https://bernadette-movie.com/
監督:レア・ドムナック
脚本:レア・ドムナック、クレマンス・ダルジャン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ドゥニ・ポダリデス、ミシェル・ヴュイエルモーズ、サラ・ジロドー
2023/フランス/フランス語/カラー/93分
配給:ファインフィルムズ
原題:Bernadette
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ










