2004年の『スパニッシュ・アパートメント』、2006年の『ロシアン・ドールズ』につづき、あのちょっと頼りないグザビエが再びスクリーンに戻ってきました。セドリック・クラピッシュ監督の最新作『Casse-tête Chinois』が12月4日にフランスで封切られました。監督の分身とも言える俳優ロマン・デュリスを主演に据えたこのシリーズは、今回で三作目。一応、三部作の完結編のようですが、このままグザビエの人生の行方を見続けたいファンは多いのではないでしょうか。
タイトルの「カス・テット・シノワ」は直訳すると「中国のパズル(もしくは頭痛の種)」ですが、いわゆる「知恵の輪」の呼び名。毎回グザビエが訪れる国がタイトルに入っているので、今度は中国に?と思いきや、今回の舞台はアメリカのニューヨーク。チャイナタウンも出てくるようです。第1作では25歳だった彼も40歳になり、留学中に知り合ったイギリス人のウェンディとふたりの子供をもうけ、穏やかな生活を送れると思っていた矢先、ウェンディに別れを告げられ、成り行きでニューヨークで暮らす羽目に。相変わらずグザビエはフランス国内には落ち着けないようで。
1、2作から出演している元カノ役のオドレイ・トトゥやゲイ友達のセシル・ドゥ・フランスも続投。予告編を見ると前作よりもハチャメチャ度が増しているようで楽しみです!日本公開が待ち遠しいですね。(公開時のタイトルはチャイニーズ・パズルとかかしら?)
**2014年12月6日追記**
日本公開は2014年12月6日からで、邦題は「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」
→日本版公式サイト
●『Casse-tête Chinois ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』日本語字幕付き予告編
●『Casse-tête Chinois』予告編
●『スパニッシュ・アパートメント』予告編
●『ロシアン・ドールズ』予告編
→ Casse-tête Chinois公式サイト
→ ロマン・デュリス愛(笑)がいっぱいのコラム、フランス映画駄話『タイピスト!』その1とその2