今日2015年3月20日はヨーロッパで皆既日食が観測できる日です。ベストな観測地点はイギリスの北に浮かぶフェロー諸島。フランスでも、場所により程度の違いはありますが、月の後ろに太陽が「ほぼ」隠れる姿を観測することが可能で、パリでは太陽の78％ほどが隠れると予測されています。
日食は朝9時30分ごろから始まり、10時30分ごろにピークを迎え、11時40分ごろに終わります。この時間帯は暗くなったり、気温が下がったりする可能性が高いので、現在観光でフランスに来ている方は、驚かないでくださいね。
また、ご存知のとおり、専用の日食グラスを使わずに、肉眼で見たり、普通のサングラスで見たりすると目を痛めますので、要注意です。
ちなみにフランスの国民教育省は、全国の学校に向けて、この日食の時間帯に子供たちを学校の建物の外に出さないよう通達を出しました。子供たちに専用のメガネをかけさせて観測する場合にも、メガネを外して肉眼で見てしまうことのないよう、厳重な注意を呼びかけています。
【3月20日9時50分追記】
日食は始まりましたがパリはどんより曇り空。このままだと観測するのは難しそうですが、ライブ映像を見つけたので貼り付けておきます！