カンヌ映画祭にゴダールは来る?来ない?

5月14日に開幕したカンヌ映画祭。そのコンペティション部門の作品として21日(水)に上映される予定なのが、ヌーヴェルヴァーグの旗手として世界的に有名な映画監督、現在83歳のジャン=リュック・ゴダールの新作『Adieu au langage』です。



実はこのゴダールの作品が選ばれた時点から、ゴダールがカンヌに来るかどうかが話題に上がっていました。「ゴダールのいるカンヌ映画祭」はやっぱり映画界に関わる人には特別な意味合いがあるのかもしれません。が、ゴダールの映画人としてのあり方自体が、カンヌ映画祭が象徴するような世界とは相容れないものがあるのか…やはりゴダールは今回も、カンヌ映画祭に出席するつもりはないことをスイスのテレビ番組のインタビューで発表しました。「行かないね。もう行ったことあるしね。何と言われても行かないよ。映画を見てくれればいい。そして、良いと思ったら『良かった』と言えばいい。それだけ。(中略)僕のこれまでのキャリアを讃えるためにちょっとした賞をくれるくらいなら、どんな賞もとれないほうがいい。カンヌの賞は5つか6つはもらったし、オスカーだってあるんだからね。僕の税務顧問がオスカー像をくれと言うから、もちろんどうぞ、と言ったよ。」

『Adieu au langage』予告動画

No Comments Yet

Comments are closed