映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』

(C)2017 Fechner Films Fechner BE SND Groupe M6 FINACCURATE Auvergne Rhone Alpes Cinema

シュヴァルの理想宮〜ある郵便配達員の夢〜
2019年12月13日(金)全国公開

あのピカソも驚嘆したことで知られる「シュヴァルの理想宮」をご存知ですか?フランス南東部の村、オートリヴに暮らす郵便局員のジョゼフ=フェルディナン・シュヴァル(1836〜1924年)が、たった一人で石を拾い集め、1879年から1912年の33年もの歳月をかけてコツコツとすべて手作業で築き上げた宮殿。アンドレ・ブルトンを筆頭に、シュルレアリスムの作家らに見出され「素朴派唯一の建築物」(こちらもチェック!→パリで現在開催中のナイーヴアートの展覧会「素朴派の巨匠たち」)と高い評価を受け、1969年にはフランス政府が指定する重要建造物となりました。




とはいえ、シュヴァルが宮殿を造り始めた当初は、村の住人や家族からも理解されがたい夢でした。そんな彼の人生をベースにニルス・タヴェルニエ監督が映画化したのが『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』。周囲に変人と噂されながらも、愛娘のために「おとぎの国の宮殿」を手作りしたいという途方もない夢を実現した男シュヴァルと奇想の宮殿の誕生秘話が描かれます。

(C)2017 Fechner Films Fechner BE SND Groupe M6 FINACCURATE Auvergne Rhone Alpes Cinema

この風変わりな人物を見事に体現したのは、 『レセ・パセ 自由への通行許可証 』でベルリン国際映画祭男優賞を受賞した名優ジャック・ガンブラン。夫を傍で見守り支える妻フィロメーヌ役にレティシア・カスタを迎え、ニルス・タヴェルニエ監督が精緻に描き出す映像美で、この驚くべき実話が語られます。撮影はほぼ全編を通して、現存する「シュヴァルの理想宮」で行われました。




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【あらすじ】
日々村から村をまわる郵便配達員のシュヴァル。寡黙で不器用な男がある日、愛娘アリスのためにおとぎの国の宮殿を建てるという奇想天外の挑戦を思いつく。村人たちに馬鹿にされながらも、来る日も来る日もたった一人で石を運び、積み上げ続けるシュヴァルだったが、過酷な運命が容赦なく彼に襲い掛かる。ピカソやアンドレ・ブルトンが絶賛し、フランス政府指定の重要建造物となった奇想の宮殿の誕生秘話。

シュヴァルの理想宮〜ある郵便配達員の夢〜
2019年12月13日(金)全国公開

監督:ニルス・タヴェルニエ( 『 エトワール 』 、 『 グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子 』)
出演:ジャック・ガンブラン、レティシア・カスタ、ベルナール・ル・コク、フロランス・トマサン
原題:L’Incroyable Histoire du Facteur Cheval
公式サイト: https://cheval-movie.com
→ 公開劇場のリストはこちら
2018年/フランス/フランス語/カラー/ビスタ/ 5.1ch 105分
字幕翻訳:星加久実
配給: KADOKAWA




【予告編】

【「シュヴァルの理想宮」動画ツアー “The visit of the palace” 抜粋映像】

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