〈映画〉『ラ・ブーム』『ラ・ブーム2』40周年記念デジタル・リマスター版

© 1980 Gaumont

み、みなさん、注目〜〜〜!数あるフランス映画の中でも、(特にある世代には)ダントツの知名度を誇る『ラ・ブーム』が、日本のスクリーンに帰ってきます!フランスで1980年に公開された『ラ・ブーム』は、本国では450万人を動員するヒットを記録し、日本でも1982年の劇場公開時には若い観客層を中心に爆発的な支持を得ました。700人のオーディション参加者の中から主演に抜擢された当時13歳のソフィー・マルソーは、日本をはじめとする世界各国でアイドル的な人気を獲得しました。そして、1982年には続編となる『ラ・ブーム2』が作られ、日本では1983年に公開されました。

今年は、『ラ・ブーム』日本公開からちょうど40周年を数えるアニバーサリーイヤー。それを記念して、『ラ・ブーム』『ラ・ブーム2』のデジタル・リマスター版が2作品同時劇場公開されます!東京の新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋にて、12月23日(金)に公開がスタート。その後は、大阪、京都、愛知、福岡、北海道など、各地で順次公開される予定です。詳しくは、こちらの上映劇場一覧をご覧ください。

© 1980 Gaumont

『ラ・ブーム』が今も語り継がれる不朽の名作となったのは、愛らしいソフィー・マルソーに加え、父親役のクロード・ブラッスール(『はなればなれに』)と母親役のブリジット・フォッセー(『禁じられた遊び』の名子役!)をはじめとするフランス映画界を代表する実力派俳優たちが脇を固め、ティーンエイジャーの青春模様だけでなく、親世代のさまざまな思いも描かれていたという点。そして、この映画を語る上でなくてはならない、リチャード・サンダーソンが歌うテーマ曲「愛のファンタジー」(原題:Reality)が、さらにこの作品を忘れられないものにしています。今でも、イントロのメロディを聴くだけで胸が締め付けられるという人はきっと多いことでしょう。

テーマ曲や『ラ・ブーム』の名シーンについてのお話は、ぜひこちらの記事をご覧ください。今年のクリスマス、年末は、『ラ・ブーム』を大スクリーンで楽しむチャンスですよ〜!

ちなみに、原題の「La boum」とは、主に中学生たち(時には小学生も)が開くパーティーのことで、友達と騒いだり踊ったり、学年の終わりを祝ってすることが多いです。発音は「ラ・ブウム」という感じで、いわゆる流行を意味する英語のブームとは違います。

© 1982 Gaumont

〜あらすじ〜
〈ラ・ブーム〉新学期を前に、歯科医の父フランソワ、漫画家の母フランソワーズとともにパリに越してきた13歳のビック。クラスメイトに誘われた初めてのブーム(=パーティー)でマチューに出会い、惹かれていく。初めての恋で頭がいっぱいのビックだったが、同時にいつも彼女を見守っていた両親の関係に、ある大きな変化が訪れていた…。

〈ラ・ブーム2〉あれから2年。15歳のビックは田園風景の美しいドイツのバイエルンで夏の休暇を過ごしている。ひいおばあちゃんの誘いにのり、一足早くパリに帰ることになった彼女は、パリ行きの列車内でフィリップという青年と知り合う。彼とのパスポートの取り違えがきっかけで再会し、付き合うことになったビック。かつてのボーイフレンド、マチューが開いたブーム(=パーティ)に2人で参加するが…。


© 1982 Gaumont

『ラ・ブーム&ラ・ブーム2 40周年記念デジタル・リマスター版』

期間:2022年12月23日(金)〜
劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿シネマカリテ他にて 全国順次ロードショー → 上映劇場一覧
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監督:クロード・ピノトー
出演:クロード・ブラッスール、ブリジッド・フォッセー、ソフィー・マルソー
原題:LA BOUM 1980/フランス/フランス語/カラー/111分
原題:LA BOUM2 1982/フランス/フランス語/カラー/108分
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:ファインフィルムズ
オフィシャルサイト:http://www.finefilms.co.jp/laboum
 

 

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