© 2021 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA
シャルロット・ゲンズブール主演
80年代のパリが蘇る111分
みなさーーーん!シャルロット・ゲンズブールの主演作がついに日本で公開されます!タイトルは『午前4時にパリの夜は明ける』。原題は「Les Passagers de la nuit(直訳すると「夜の乗客」)」でフランスでは2022年に公開されました。
たくさんの見どころが詰まった作品ですが、なかでも舞台となる1980年代のパリの描き方が秀逸!音楽やファッションだけでなく、画面に映る細かい部分まで、きちんと丁寧に、わざとらしさを感じさせることなく再現しているところが素晴らしいです。80年代に子供時代を過ごしたミカエル・アース監督ですが、ただその時代を知っている、というだけでなく、当時の全てに対してリスペクトと愛情、ノスタルジックな気持ちを持って作っていることが伝わってきます。
1980年代にパリに暮らしていなくても、あの頃のフランス映画を見ていた人なら、きっと懐かしい気持ちを一緒に味わえると思います!もちろん、息子役を演じるキト・レイヨン=リシュテル、タルラ役のノエ・アビタなど、若い俳優たちの見事な演技にも注目です。見終えた後にじんわりと沁みるストーリー、そしてふとした時に思い返すセリフや場面が散りばめられた素敵な作品です。
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〜あらすじ〜
1984年のパリ。夫と別れ、ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組「Les Passagers de la nuit(夜の乗客)」の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れ、しばらく同居することに。タルラと共に暮らす中で自身の境遇を悲観していたこれまでを見つめ直していくエリザベート。同時に、ティーンエイジャーの息子マチアスもまた、タルラの登場に心が揺らぐ・・・。
映画『午前4時にパリの夜は明ける』予告編
\トリコロル・パリのおすすめポイント/
♡ シャルロット・ゲンズブールの主演作!!というだけで見るしかない。
♡ 二人の子供を育てる母の顔と、ふと見せる不安に押しつぶされそうな少女のような表情が印象的。舞台となる1984年と1988年に、実際にシャルロットが出演していた作品についてどうしても想いを馳せてしまう。
♡ 1981年〜1988年のパリの空気感。その頃パリに暮らしていなくても、当時のフランス映画を見ていた人にとってはとにかく懐かしい映像がたくさん。
♡ フランス郵便やラジオ局、靴ブランドのロゴ、当時上映されていた映画のポスター、公衆電話やバスなど、とにかく細部までこだわりぬいた80年代デザインの再現率がすごい。また、場面に散りばめられた小物(パリの地図ポケット版やbicボールペンなど)も懐かしい。
♡ エリック・ロメール監督の『満月の夜』を映画館に観に行くシーンでは、当時上映されていた映画のポスターがいくつか。彼らが本当に見たかった映画はなんなのか?想像してみるのも楽しい。パスカル・オジェについても触れていて、涙。
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♡ 80年代のファッション、ヘアスタイルもとてもリアルでうならされる。音楽も最高です!
♡ エマニュエル・ベアールの特別出演がすんばらしい!シャルロットととのシーンは必見。
♡ 息子マチアス役のキト・レイヨン=リシュテル、家出少女タルラ役のノエ・アビタ、お姉ちゃんジュディット役のメーガン・ノータム。若い世代の役者たちの見事な演技にもうならされる。フランス映画界の新星たち。
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|監督/脚本|
ミカエル・アース Mikaël HERS
1975年フランス・パリ生まれ。経済学を学んだのち、映画学校FEMISに入学。友人と数本の短編映画を製作した後、本格的に監督としての活動を開始。短編、中編を数本制作し、“Charell”(06)がカンヌ国際映画祭批評家週間に選ばれる。25歳の若者たちが過ごす夏の数日間を描いた“Memory Lane”(10)で長編デビューを果たし、ロカルノ国際映画祭でワールドプレミア上映された。その後、『サマーフィーリング』(15)、『アマンダと僕』(18)を手掛け、今作は長編4作目。前作『アマンダと僕』ではヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門マジック・ランタン賞受賞、東京国際映画祭でグランプリと脚本賞W受賞の快挙を成し遂げ、『午前4時にパリの夜は明ける』が第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。
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|キャスト|
シャルロット・ゲンズブール Charlotte Gainsbourg
│エリザベート役 Élisabeth│
1971年イギリス・ロンドン生まれ。歌手セルジュ・ゲンズブールと俳優ジェーン・バーキンの間に生まれる。『なまいきシャルロット』(85 /クロード・ミレール監督)で初主演を務め、セザール賞有望若手女優賞を史上最年少で受賞。『小さな泥棒』(88/クロード・ミレール監督)、『ラブetc.』(96/マリオン・ヴェルヌー監督)、『21グラム』(03/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)などに出演し、フランスを代表する俳優となる。『La Bûche ブッシュ・ド・ノエル』(99/ダニエル・トンプソン監督)でセザール賞最優秀助演女優賞、ラース・フォン・トリアー監督作『アンチクライスト』(09)ではカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。以降、同監督の『メランコリア』(11)や『ニンフォマニアック』(13)にも出演し、活躍の場を広げ続けている。
キト・レイヨン=リシュテル Quito Rayon-Richter
│マチアス役 Matthias│
フランス生まれ。ジャンヌ・カリヨンのもとで演劇を学ぶ。パリでのデモンストレーションを経て、主演に抜擢された「Dark Heart of the Forest」(21)はブリュッセル国際映画祭の国内コンペティション部門でワールドプレミア上映された。今作では揺れ動く思春期の少年を演じ、その瑞々しくも儚い姿は「感動的な存在」とミカエル・アース監督も絶賛している。
ノエ・アビタ Noée Abita
│タルラ役 Talula│
1999年フランス・エクサンプロヴァンス生まれ。18歳のとき、『アヴァ』(17/レア・ミシウス監督)で主演に抜擢。『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』(18/ジル・ルルーシュ監督)、「Genesis」(18/フィリップ・ルザージュ監督)、『ファイブ・デビルズ』(21/レア・ミシウス監督)に出演。『スラローム 少女の凍てつく心』(20)で北京国際映画祭最優秀女優賞とリュミエール賞有望女優賞を受賞、セザール賞有望若手女優賞にノミネートされた。
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映画『午前4時にパリの夜は明ける』
公開日:2023年4月21日(金)〜
劇場: シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国順次公開
監督・脚本:ミカエル・アース
出演:シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、メーガン・ノータム、エマニュエル・ベアール
原題:LES PASSAGERS DE LA NUIT
配給:ビターズ・エンド
2022年/フランス/カラー/111分/R15
オフィシャルサイト:https://bitters.co.jp/am4paris
2021│フランス・ベルギー│フランス語・ドイツ語・英語│113分│カラー│アメリカンビスタ│5.1ch│字幕翻訳:松浦美奈
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