フランスの小学生が通学で背負うかばんのことをカルターブルと呼びます。横長のリュックサックで、昔は革製が多かったものの、今はナイロン製が主流。傷んでしまったら気軽に買い替えてしまうような存在です。
一方、私たちが慣れ親しんでいる「ランドセル」は、丈夫で機能的、小学校の6年間大事に使い続け、子どもたちの成長を見守ってくれるもの。今の形のランドセルが生まれたのは、なんと1887年、皇太子時代の大正天皇が使ったときだというから、長い歴史のある日本の文化です。
今年、そんな「ランドセル」がついにパリに上陸するというニュースが飛び込んできました!ブランド名は「Randsellier Paris ランドセリエ パリ」。ランドセル製造の老舗、加藤忠社のデザインと、帝人フロンティア社が開発する上質な人工皮革、そして1つ1つ丁寧に作り上げる日本の職人さんたちが力を合わせて生まれた、おしゃれで機能的なランドセルがフランスにやってきます。
フランスの教科書は日本のものよりひと回り、ふた回り大きいため、それに合わせた大きめサイズ。持ち運ぶ教科書の量も多く、小学生の背負うカルターブルが重すぎるとよく言われるなか、持ち上げてみると驚くほど軽いのも喜ばれそう…何よりも、フランスでは見られない縦長のシックなデザインが、小さなパリジャン・パリジェンヌたちの目には新鮮に映ることでしょう。
そしてそして、さらに注目すべきは、よりシャープに、よりスタイリッシュなデザインで大人用も登場すること!しっかりランドセルだけど子供っぽくない、スリムで、とにかくかっこいいデザインで、ノートパソコンが入る大きさ。ブラウン、ブラック、ライトブラウン、グレー、ネイビーとカラーバリエもシックで、パリジャン、パリジェンヌたちが素敵に背負う姿が目に浮かびますね。
パリのジュンク堂書店をはじめ、今年6月以降、本格的にフランスで販売開始。近々、人気セレクトショップとのコラボも予定されているそうですよ〜。
Randsellier ランドセリエ
http://www.randsellier.com