2024年に開催されるパリ五輪では、トライアスロンの水泳とオープンウォータースイミングの競技がセーヌ川とセーヌ川に繋がる運河で行われる予定です。パリ市の担当者によれば、セーヌ川の水質は以前と比較すると格段に良くなっており、その証拠に、70年代はたったの2種類しかいなかった魚が現在は35種類に増えているといいます。
とはいえ、まだまだ改善の余地は大アリ・・・たとえば、今年のパリ・プラージュの目玉企画のセーヌ川の遊泳ゾーンは、水質悪化で閉鎖された日がありました。
パリ市では今後、セーヌ川のさらなる水質改善を目指して、さまざまな方策を検討しています。
●セーヌ川上流に紫外線フィルターを設置
●流域の生活排水が流れ込まないような設備を配置
●セーヌ川に浮かぶペニッシュ（平底船）の生活排水の垂れ流しを禁止 ・・・など
セーヌ川の水質が良くなれば、オリンピック後もセーヌ川遊泳が一部の場所で許可される可能性が高いとのこと。パリの旅の思い出にセーヌ川でひと泳ぎ、なんてことが可能になるかもしれません。