調査会社のAnholt-GfK Roperが、2015年のCity Brand Indexを発表しました。これは、世界50都市のイメージや評判を、存在感、ロケーション、インフラ、そこに暮らす人々、アクティビティやイベント、ビジネスのポテンシャルなどの観点からランク付けを行うものです。
前回調査の2013年には3位に落ちたパリですが、2015年の最新調査では1位の座に返り咲きました。ちなみに10位までの都市は以下のとおり。
1位:パリ
2位:ロンドン
3位:ニューヨーク
4位:シドニー
5位:ロサンゼルス
6位:ローマ
7位:ベルリン
8位:アムステルダム
9位:メルボルン
10位:ワシントンDC
「あれ?」と思った方もいるかもしれませんが、この調査は2015年9月に行われたため、11月のテロの影響が反映されていません。この調査の担当者は、「これまでの経験から言って、短期的にはテロの影響は出るかもしれないが、長期的には、世界の人々が持つパリのイメージががらっと変わることはないはず」と語っているそうです。
まだまだ、いつもなら長蛇の列の観光スポットや美術館も空いているようなパリの現状ですが、いつもどおりの生活を続けているパリジャンたち、そして、旅行者が戻ってくるのを心待ちにしている旅行・観光に関わる仕事の人たちを勇気づけてくれるような、そんな調査結果となりました。