新しいマリアンヌ切手が登場!

7月14日の革命記念日に合わせ、オランド大統領が新しいマリアンヌ切手のデザインを発表しました。マリアンヌとは、フランス共和国の自由を象徴する女性像でロゴや硬貨、切手などに使われ国民に親しまれています。マリアンヌのイラストが描かれた切手は1944年に誕生し、数年ごとにモデルチェンジを繰り返しながら、今でも使われているフランスの普通切手。古くはブリジッド・バルドーやカトリーヌ・ドヌーヴ、最近ではレティシア・カスタやソフィー・マルソーなど、その時代に活躍する有名人が、彫像やイラストのモデルとして選ばれることも多々あります。



さて、2013年版のマリアンヌ切手を手がけたのは、David Kawena-Olivier Ciappaという男性二人のユニット。「若者とマリアンヌ」をテーマに掲げ、全国の高校生1000人近くの投票によって選ばれました。彼らは今年フランス国民が関心を寄せた「同性婚」を支持する写真展を開催したアーティストとしても知られています。ちょっぴりマンガチックな新しいマリアンヌですが、オリヴィエさんのツイッターによると、「モデルは誰?と聞いてくるみんなへ。さまざまな女性をミックスしてはいるけど、特にFEMEN(フェメン)のInna Shevchenko(インナ・シェフチェンコ)をモデルにしました」とのこと。過激なデモ行動で注目を集めるインナ・シェフチェンコがフランス共和国を象徴する女性像のモデルだったとは!ちょっと驚きですね。
切手は7月16日(火)から発売開始です。

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