パリ・オリンピック雑記
2024年8月3日(土)
聖火台がチュイルリー公園に設置されることがわかってから、無料で時間予約をすれば間近で見学できるらしい、という情報を耳にしたので、予約サイトがアップされるのを待ち構えて、無事に8月3日の14時45分で予約ができました。
聖火台見学予約サイト
*もう空きがないような表示が出ますが、毎日朝8時(フランス時間)に当日券の予約が可能になるらしいのでチェックしてみてください。
聖火台見学の入口は、チュイルリー公園の東端(ルーヴル美術館側)。チケットを見せて荷物チェックがあるのは競技観戦のときと同じです。
聖火台をのせた気球は、普段なら子どもたちが舟あそびをしているチュイルリー公園の大きな池にあります。熱気球による初の有人飛行を成功させたのはフランスのモンゴルフィエ兄弟であり、その10日ほどあとには、これまた気球のパイオニアであるロベール兄弟と物理学者シャルルが、水素を使った気球の有人飛行を成功させました。その場所こそがチュイルリー公園だったので、いろんな意味で納得のロケーションでもあります。
聖火台は高さ30メートル、炎の輪の直径は7メートル。夜には高さ60メートルまで浮かび上がります。
今回の聖火台は新しいことづくし。まず通常、メインスタジアムのさらに高いところに設置される聖火台が、市内中心部にある公園内に置かれたこと。さらに、燃料を一切使用しない「電気の炎」であること!200個の高圧噴霧ノズルから出る霧を40個のLEDで照らしたものです。
でも、オリンピックの聖火といえば、ギリシャのオリンピア遺跡で採火されるしきたり。今大会も、4月16日にその儀式が行われました。そこで採火した「本物の聖火」はどこにいったのか?という疑問が、今回、聖火台を見に行って解決しました。聖火台の脇に、小さなランプが置かれていて、オランプで採火された火はそこで燃え続けているのでした!閉会式にはこのランプの火も同時に消されるのでしょうか…?
ルーヴル美術館を背景にした聖火台。五輪後もこのまま残してパリの新しいモニュメントにするという案も、ちらほら耳にしますが、さてどうなるでしょうか…?
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