これから数回にわたって、パリの街をさまざまな数字(高さ・長さ・大きさ)から見てみたいと思います!観光スポットめぐりとはまたひと味違うパリの旅はいかがですか?
パリで一番長い通り
ひと口に「通り」と言っても、フランスの住所にある通りには異なる呼び方がいくつかあります。Rue(リュ)が一番規模が小さく、中間がAvenue(アヴニュ)、それより大きいのがBoulevard(ブルヴァール)というのが一般的な考え方のようですが、たまに狭くて短いAvenueがあったりして例外も多いです。
一番長い「Rue」=Rue de Vaugirard
6区と15区にまたがるヴォジラール(ヴォージラール)通りは全長4360mで、パリで一番長い「Rue」です。下の地図で見ても、リュクサンブール公園からモンパルナスを通り、パリの端っこのポルト・ドゥ・ヴェルサイユまで、左岸の中心をぐぐっと横断していることがわかります。
一番長い「Avenue」=Avenue Daumesnil
バスティーユからリヨン駅の近く、ヴァンセンヌの森を通ってヴァンセンヌ城まで続く、全長6270mのドメニル通りはパリで一番長い「Avenue」です。
一番長い「Boulevard」=Boulevard Périphérique
これはあんまり面白くない答え。パリをぐるりと一周する環状道路(ペリフェリック、略してペリフ)がパリで一番長い「Boulevard」です。全長35kmなので、パリ市の周囲はだいたい35kmなんだな、と覚えておくといつか何かのときに(どんなとき!?)役立つかもしれません。