ルーヴル美術館と並ぶ、パリで最も重要な美術館といえばオルセー美術館とオランジュリー美術館。実は2010年から、この2つの美術館が同じ組織になっているのをご存知でしたか?つい先日の11月7日、この共同体が、マリー・ローランサンによるギヨーム・アポリネールの肖像画をオークションで購入したことが発表され、オランジュリー美術館に所蔵されることになりました。
その絵画がこちら↓
Marie Laurencin (1883-1956), Portrait de Guillaume Apollinaire, 1908-1909 © Fondation Foujita / Adagp, Paris, 2019
20世紀前半に活躍したフランスの女性画家、マリー・ローランサンが1908〜1909年の間に描いた詩人・小説家のギヨーム・アポリネールの肖像画。1907年にピカソの紹介で出会い、1912年まで続いた2人の親密な関係が伝わるような絵となっています。かの有名なアポリネールの詩「ミラボー橋」はローランサンを思って書かれたと言われているんですよね。
この絵はオランジュリー美術館の「ウォルター・ギヨーム・コレクション」の展示室がリニューアルオープンする2020年4月に公開されます。