Ⓒ 2023 LILIES FILMS
6歳の少女と乳母グロリア
血のつながりを超えた
深い愛の絆
2023年カンヌ国際映画祭「批評家週間」のオープニング作品として上映され、主役を演じた当時5歳半の子役、ルイーズ・モーロワ＝パンザニの繊細な演技に大きな注目が集まった話題作『クレオの夏休み（原題：Àma Gloria）』が、7月12日に日本で封切られます。
見る人の心を揺さぶる演技で高く評価されたルイーズちゃんは、公園で遊んでいたところを偶然見出され、今作が初デビューとなった子役。演技未経験だったにも関わらず、豊かな感情表現と存在感で世界中から絶賛を集めました。
Ⓒ 2023 LILIES FILMS
監督は、前作『Party Girl（原題）』（共同監督）でカンヌ国際映画祭のカメラドール（新人監督賞）を受賞し、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。幼い頃にナニーの女性に育てられた自らの実体験を、彼女への感謝の気持ちを込めて物語にしようと思い立ったことが本作を撮るきっかけとなったそう。愛にあふれた物語の中に、移民女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという経済格差といった、今のリアルなフランス社会の構図も描いています。
Ⓒ 2023 LILIES FILMS
製作はセリーヌ・シアマ監督のデビュー作『水の中のつぼみ』から、『燃ゆる女の肖像』や『秘密の森の、その向こう』までを手がけるLilies Filmsが務めています。ひと夏の旅の体験を通して、小さなクレオが成長していく姿を描き出すこの映画は、みんなの心の奥にある「子供の頃の記憶」を呼び起こし、優しく包み込んでくれる、夏休みにぴったりな1本です。
Ⓒ 2023 LILIES FILMS
｜ストーリー〜｜
パリから、アフリカの島国カーボベルデへ。
大好きなあなたに あいにいく――
父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー（乳母）のグロリアが世界中の誰よりも大好き。お互いに本当の母娘のように想いあっていた2人だったが、ある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子供たちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ…。
｜特報｜
『クレオの夏休み』
公開：2024年7月12日（金）
劇場：ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開
監督：マリー・アマシュケリ
出演：ルイーズ・モーロワ=パンザニ、イルサ・モレノ・ゼーゴ 他
製作：Lilies Films『燃ゆる女の肖像』『秘密の森の、その向こう』
原語：フランス語、カーボベルデ・クレオール語
原題：Àma Gloria
日本語字幕：星加久実
配給：トランスフォーマー
2023年／83分／カラー／1.42:1／5.1ch
→ オフィシャルサイト：https://transformer.co.jp/m/cleo