みなさん、ダリダをご存知でしょうか?「ダリダって誰だ!?」という方には、ぜひこの機会にダリダの素晴らしさに出会って、楽しく踊っていただきたい!エジプト出身で、その後フランスで大成功を収めた女性歌手ダリダ。日本ではあのアラン・ドロンとデュエットした「あまい囁き(パローレ・パローレ)」が有名かもしれません。他にも数々のヒット曲、隠れた名曲がありますが、彼女の人生そのものは、最後まで順風満帆とは言えないもののようでした。
そんなヴァリエテ・フランセーズ界のミューズ、ダリダを愛でるイベントが5月12日(土)名古屋で開催されます。フランス音楽と映画評論の第一人者である永瀧達治さんと、文筆家・ドラッグクイーン・イラストレーター他マルチな才能を発揮するヴィヴィアン佐藤さんのトークショウ。まだダリダを知らない人も、ダリダ大好き!という人も存分に楽しめるダリダ愛にあふれたイベントになることでしょう。事前予約は不要です。ドレスコードは軽装NG、せっかくのフレンチ・イベントを満喫すべく、ちょっと、いや大胆におしゃれして出かけるとさらに楽しめると思います♪
序章として・・・永瀧さんがフライヤーに寄稿された文章を紹介します。
ダリダ ~フランス大衆歌謡の革命的側面~
永瀧達治
1933年、エジプトで生まれたイタリア系の美少女。後に、ミス・エジプトとなり、その美貌と歌唱力での成功を夢見て、パリへ。ダリダはたちまちフランスの老若男女を虜にしてしまう。しかし、エジプトの野性が騒ぐのか、イタリアの血が騒ぐのか、人生(=恋)を犠牲にするスターの生活はダリダにとって耐えられないものだった。多くの恋を失い、恋人たちが次々に自死する…。そして、1987年、まるで恋人たちに招かれるように彼女も自死を選ぶ。《生きる喜びと哀しみを歌う》彼女の歌は生前も死後も大衆に愛され続けた。
彼女の存在は70年代から社会問題化する外国人移民への差別、そして台頭し始めたゲイ文化に大きく貢献する。70年代後半にパリのレ・アルには『バン・ドゥーシュ』など有名なディスコがあり、ダリダがスターだった夜の世界から、人種や性差への差別が消滅し始めたのだ。フランス革命の闘士たちはサイラ・サイラ(うまくいくぞ)と当時の流行り歌を口ずさんでバスチーユに向かった。大衆歌謡は革命(=祭)のテーマソングなのだ。[/one_half_last]
|出演|
ヴィヴィアン佐藤(文筆家、映画評論家、非建築家、イラストレーター、ドラッグクイーン )
永瀧達治(フランスの音楽・映画評論家)
高橋実花(シャンソン歌手)
Lyra(ライラカンパニー)
DJ:浅野裕介/IINO
VJ:伊藤誠
|協賛|
エルム
INFORMATION
/ Qui est Dalida ?
場所名古屋マハラジャ
期間
5月12日(土)18:00〜20:00*終了後も追加料金なしでディスコOK
開館日
休館日
住所 →パリの地区マップ
愛知県名古屋市中区錦 1-16-25
最寄り駅 →メトロ路線図
料金
女性3000円/男性3500円 いずれも2ドリンク付き 軽装NG(少しお洒落して!)
パリ・ミュージアム・パス
→https://www.maharaja-n.jp