Brocante Petite LULU

Photo © Brocante Petite LULU

使い込まれて味わいを増したカトラリーやテーブルウェア、そのふぞろいさが職人の温もりを感じさせる古い吹きガラス…大切にされながらゆっくりと時を重ねたアンティークは、フランス人の日常に欠かせないアイテム。

日本人の綾子さんと、夫のクリストフさんが経営する「ブロカント・プティット・ルル」は、そんなアール・ド・ヴィーヴル(フランスの生活美学)を感じさせてくれるアンティークの魅力いっぱいのお店です。
HP : https://www.brocante-petitelulu.com
Instagram:brocante.petitelulu

フランスでは、100年以上前に作られたものをアンティーク、それ以降のものをブロカントと呼びます。「ブロカント・プティット・ルル」では、オーナーのお2人がリールやアミアン、シャンボールなどフランス各地の蚤の市で買い付けたり、オークションハウスで競り落としたりした18世紀〜20世紀半ばまでにフランスで作られた品々を厳選。主にクレイユ・モントロー、サルグミンヌ、ショワジー、ジアン、クリストフル、オールドバカラなどを扱っています。




1998年からフランスに暮らす綾子さんは、長年パリのホテル経営に携わった後、フォトグラファーとしての活動を開始。パリの四季折々の美しい風景を彼女らしい目線で切り取ったその写真はインスタグラムで大人気となり、フォロワーが32000人を超す人気アカウントです(Instagram:_aya.lulu_)。

パリの歴史ある街並みを撮影しているうちに、古いものに惹かれ、次第にアンティークの魅力の虜になったそう。ブロカントを始めるきっかけとなったのが、1810年頃クレイユ窯で作られた変形オクトゴナルの皿(左上の写真)。今は存在しないパリのモニュメントが描かれたもので、洗練されたデザインと、その軽さに驚くとともに、フランスの歴史・文化がギュッと凝縮したものが、自分の目の前にあることに、ワクワクしたそうです。
今一番お気に入りのアンティークは、右上の写真。女流作家ジョルジュ・サンドが愛用していた、クレイユ・モントロー窯の野いちごシリーズ(1850年代)。





一方、パートナーのクリストフさんはホテル専門のトップフォトグラファー。モンマルトルに住んでいた骨董好きの祖父の影響もあり、子供の頃からクリニャンクールの蚤の市に行くのが好き。20歳の時、パリ・ジャコブ通りのお店で買ったナポレオン3世時代のくるみ割りが初めて買ったアンティーク。

そして、生後3週間でクリニャンクールの蚤の市デビューした娘のLULUちゃんがこのお店のマスコットガールです。

ブロカント・プティット・ルル」は、パリの隣町、Charenton le Pont(シャラントン・ル・ポン)市にあります。メトロ8番線が通っており、たとえばBastille(バスティーユ)からは20分でアクセスは便利です。Charenton-Ecolesの駅(2番出口)から歩いて2分ほどの、いかにもフランスらしい昔ながらの素敵なアパルトマンです。

お店は★予約制★なので、メール(brocante.petitelulu@gmail.com)またはインスタグラムのDMにて、綾子さんに日本語で連絡して予約をとります。アンティークとの出会いは縁と直感ですが、綾子さんとクリストフさんの確かな目で厳選された品々を、日本語でアドバイスを受けながら選べるのは、アンティーク好きだけでなく、初心者にとっても、とても贅沢な機会!ホームページでも販売していますが、品揃えは断然お店のほうが良いそうですよ。





INFORMATION

- ブロカント プティット ルル

住所パリの地区マップ
rue Jean-Baptiste Marty 94220 Charenton-le-pont(番地は予約時にお知らせ) (地区: )
TEL
06 31 32 83 54
最寄り駅メトロ路線図
Charenton-Ecoles 8番線(2番出口から徒歩2分)
営業日
予約制:お問い合わせください(メール:brocante.petitelulu@gmail.com
定休日
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カード
現金のみ
https://www.brocante-petitelulu.com
他店舗
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