さようなら、マリー・ラフォレ

女優、歌手として活躍したマリー・ラフォレが11月2日(土)にスイスのジュノリエで亡くなりました。先月の5日に80歳を迎えたばかりでした。彼女が主演した1961年の映画のタイトルにちなんで「金色の眼の女(la Fille aux yeux d’or)」という愛称で親しまれ、可愛らしさと美しさ、冷たさと温かさが同居した独特な魅力で私たちを楽しませてくれました。




マリー・ラフォレの出演作の中でも世界的に最も有名なのが、アラン・ドロン、モーリス・ロネと共演した『太陽がいっぱい』ではないでしょうか。どこか悲しげな眼をしたヒロインの役がとても印象的でした。『赤と青のブルース』ほか、特に60年代のフランス映画になくてはならない女優の一人でした。

また、歌手としても数々のヒット曲を残しました。中でも、長く歌い継がれスタンダードナンバーとなっている「Il a neigé sur Yesterday」の動画を紹介したいと思います。




そして、映画『太陽がいっぱい』の中でギターを弾きながら口ずさむワンシーン。瞳の美しさに吸い込まれそうです。
マリー・ラフォレさん、今まで素晴らしい作品の数々で楽しませてくださり、ありがとうございました!ご冥福をお祈りいたします。

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