バーバパパの父亡くなる。

1970年に誕生した絵本「バーバパパ」シリーズの作者のひとり、タラス・テイラー(Talus Taylor)が去る2月19日にパリで亡くなっていたことが分かりました。82歳でした。サンフランシスコ生まれのアメリカ人作家だったタラス・テイラーがフランスで出会った妻のアネット・チゾン(Annette Tison)とともに作り出したピンク色の不思議な「バーバパパ」は、のちに家族ももうけ、絵本だけでなく、アニメ化もされ半世紀近く経った今も世界各国の子供たちに愛される人気のキャラクターになりました。



「バーバパパ」はフランス語のBarbe à Papa(バルブ・ア・パパ)=わたあめからヒントを得た名前。作者の二人がリュクサンブール公園を散歩している時に、幼い子供が「バーバーバー」と言っているのを聞き、フランス語がよくわからなかったタラスがアネットに意味を聞いたのがきっかけ。その後、レストランの紙のテーブルクロスにささっと描き上げたふわふわのおばけが、バーバパパの原形となったそう。

自由自在に形を変え、私たちを楽しませてくれるピンク色のバーバパパとやさしいバーバマ、そして7人の個性豊かな子供たちはこれからもたくさんの子供たち、そしてかつて子供だった大人たちにも愛され続けることでしょう。

〈フランス語のバーバパパ〉
オープニング曲はフランス人みんな歌えるはず。子供たちそれぞれのテーマ曲も好きでした。

〈日本語のバーバパパ〉
77年の初代版は声の出演がかつての「のび太」と「スネ夫」のたった2人でしたね〜。

〈バーバパパ・ファミリーのフランス語の名前〉
バーバパパ Barbapapa(バるバパパ):ピンク
バーバママ Barbamama(バるバママ):黒

子供たち Barbabébés(バるバベベ)
ピカリ バーバピカリ Barbibul(バるビビュル):青 学者肌で実験や発明が好きな男の子。
ブラボー バーバブラボーBarbidur(バるびデューる):赤 スポーツが好きな男の子。
ズー バーバズー Barbidou(バるビドゥ):黄 動物や自然が好きな男の子。
モジャ バーバモジャ Barbouille(バるブイユ):黒 唯一長い毛が生えていて芸術家肌で絵が好きな男の子。
ララ バーバララ Barbalala(バるバララ):緑 音楽が好きな女の子。
ベル バーバベル Barbabelle(バるバベル):紫 おしゃれが好きな女の子。
リブ バーバリブ Barbotine(バるボティヌ):オレンジ メガネをかけ本が好きな女の子。

唯一登場する人間の男の子はフランソワ、女の子はクロディーヌ、犬はロリータ。

バーバパパ公式サイト

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