エッフェル -常により高く- 展
EIFFEL – toujours plus haut –
2023年7月11日(火)〜12月27日(水)
今年はギュスターヴ・エッフェル没後100年の記念すべき年ということで、エッフェルにまつわるさまざまなイベントが行われています。エッフェル塔の真下では、「エッフェル – 常により高く – EIFFEL – Toujours plus haut」という展覧会が、命日でもある12月27日まで開催中です!
ギュスターヴ・エッフェルの子孫であるサバン・イエットマン エッフェルさんがキュレーターをつとめ、その奥様である日本人の由紀子さんが展示やカタログのグラフィックを手がけられています。
展覧会は無料で、エッフェル塔の入口(Entrée)のセキュリティチェックを通れば、エッフェル塔に上るチケットがなくても塔の下のエリアには入場が可能です。
取材に伺った日は、サバンさんに丁寧に解説していただけてラッキーでした。
展示パネルは7つのパートで構成されています。
(1)1000フィートのタワーへの挑戦
(2)エッフェル、鉄の男
(3)1889年万博のライバルたち
(4)情熱を目に見える形にしたエッフェル塔
(5)空に向かって進め!
(6)非難の的になるエッフェル塔
(7)科学によって救われたエッフェル塔
ギュスターヴ・エッフェルの生い立ちはもちろん、19世紀後半、1000フィート(300m)のタワーを建てることが世界の建築家やエンジニアたちの大きな目標であり、実現しなかったさまざまな計画があったこと、1889年パリ万博のためにエッフェル塔の案が採用され建設されるまでのさまざまな障壁、万博の後、いかにして取り壊しを免れたかなどが、たくさんの写真やイラストと共にわかりやすく解説されています。知れば知るほど、エッフェルさんって本当にすごい人だったんだなと再認識させられます。
解説はフランス語・英語・スペイン語ですが、ここで初めて公開されるような貴重な資料もあり、写真やイラストを眺めるだけでも興味深い内容です。エッフェル塔に行ったらぜひ、中庭のこの展示を見てくださいね。
EIFFEL – Toujours plus haut –
エッフェル – 常により高く –
場所:エッフェル塔真下の中庭
(エッフェル塔の入口から入場)
期間:2023年7月11日〜12月27日
料金:無料
展覧会公式ホームページ