第66回カンヌ国際映画祭が5月15日に開幕!

毎年5月になると南仏の街カンヌは、有名俳優や監督をはじめ、映画に携わる人々が世界各国から集い一気に華やぎます。今年で66回を迎えるカンヌ国際映画祭は5月15日〜26日に開催され、審査委員長はスティーヴン・スピルバーグ監督が務めます。1974年に脚本賞を受賞した『続 激突!カージャック』以来、82年にクロージングセレモニーを飾った『E.T.』、86年の『カラーパープル』と、スピルバーグ監督とカンヌ映画祭の縁は意外と長く、ジャコブ映画祭会長の長年のラブコールに答えて、今回初めて審査委員長を務めることになりました。



ほかにも、仏人俳優のダニエル・オートゥイユやタランティーノ監督作品で一躍人気者となった俳優クリストル・ヴァルツをはじめ、アジアからはカンヌ常連組の河瀬直美監督やアン・リー監督などが審査員として名を連ねています。
コンペティション作品には、コーエン兄弟、フランソワ・オゾン、ロマン・ポランスキー、アルノー・デプレシャンなど、こちらも常連の監督たちがずらり。日本からは是枝裕和監督と三池崇監督がノミネートされています。個人的に注目しているのが、ジム・ジャームッシュ!バラエティ豊かな作品を、スピルバーグ監督がどんな風に審査するのか、気になるところです。
そして、映画祭の顔として司会を務めるのは、映画『アメリ』でおなじみのオドレイ・トトゥ。彼女が主演を務めるミシェル・ゴンドリー監督、ボリス・ヴィアン原作の『日々の泡』がフランスで公開されたばかり。オープニングセレモニーはどんなドレスで登場するのかとっても楽しみですね。彼女のスピーチにも注目です。
ちなみに、美しいポスターはポール・ニューマンとジャン・ウッドワード夫妻がキスをしている写真。グラフィックを担当したのは、パリのデザイン事務所Bronx。2008年に亡くなったニューマンへのオマージュでもあるそうです。
Photo © 1963 Paramount Pictures Corporation and Llenroc Productions.

No Comments Yet

Comments are closed