多くの映画の舞台に選ばれるパリ&イル・ド・フランス

フランスの風景は映画の作り手にインスピレーションを与えるのか…、毎年90~100本もの外国映画がフランス国内で撮影されています。一番人気はやはりパリおよびイル・ド・フランス地方。130本、つまりフランスで毎年製作される映画のおよそ半数がでこの地方で撮影されていることになります。なかでも人気の4スポットをご紹介しましょう。



【1】ルーヴル美術館(例:『ダ・ヴィンチ・コード』)
毎年100本もの映画が撮影されている。美術館入場者の邪魔にならないよう、撮影は夜間行われることが多い。料金は長編映画の場合一日8000~16000ユーロ(97~190万円)。
【2】ヴェルサイユ宮殿(例:『マリー・アントワネット』)
毎年5本程度の映画が撮影されている。料金は屋外撮影で一日10000ユーロ(120万円)、屋内撮影で一日15000ユーロ(180万円)。
【3】国際大学都市(例:『ゲンズブールと女たち』)
毎年50本程度の映画が撮影されている。立ち並ぶ世界各国の学生寮はそれぞれの国の建築様式を取り入れているのが魅力。料金は一日2000ユーロ(24万円)
【4】メトロPorte des Lilas駅(例:『アメリ』)
Porte des Lilasはメトロ3bis番線に実在する駅だが、映画撮影に使われるのはこの駅の隣に存在する映画撮影専用のホーム。もちろん駅名の看板を取り替えて別の駅として使われることが多い。『アメリ』 ではモンマルトルのAbbesses駅として使われた。料金は一日600~15000ユーロ(7~180万円)。この駅を含め、パリのメトロ全体では毎年100本程度の映画が撮影されている。

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