セルジュ・ゲンズブールの家、2022年初めに公開へ(2021年11月6日追記)

パリ7区の閑静な住宅街ヴェルヌイユ通り(rue de Verneuil)にある、ひときわ目立つ建物。これは、セルジュ・ゲンズブールが1969年から亡くなる1991年まで暮らした自宅です。これまで多くのファンが「参拝」し、彼らが壁に残していったメッセージの落書きがこの場所のシンボルとなっています。




この家の所有者である娘のシャルロット・ゲンズブールは数年前からこの大切な思い出の場所をミュージアムとして一般公開することを計画していました。さまざまな困難を経て、中庭に面したガラス屋根の修復や、エレベーターの設置、地下展示室の建設など、一般公開のために必要な工事の認可がようやく昨年12月に下り、セルジュの没後30周年にあたる記念すべき2021年の秋に「Maison Gainsbourg」の名称で一般公開される予定でしたが、新型コロナの影響もあり、2022年初めに公開が延期されることが決まりました。予約受付2021年秋から開始する予定です。

公式サイトでは現在、工事の様子を伝える写真や、貴重な所蔵品の写真を見ることができますよ→*Maison Gainsbourg公式サイト*
*Maison GainsbourgのInstagram*

セルジュ・ゲンズブールが20年以上暮らしたこの家の中は、この家を受け継いだシャルロットの意向で、セルジュが亡くなった日からそのまま手つかずで残されています。一番の見どころはやはり、愛用のピアノや彫像、アールデコ風バーカウンターのあるリビング。黒塗りの壁やさまざまなオブジェ、芸術作品にあふれ、当時から美術館のような趣がありました。灰皿にはセルジュの吸い殻が残り、まるでついさっきまでセルジュがいたような錯覚に陥るほどだそう…セルジュファンなら一度は訪れてみたい「聖地」であり、後世に残したい、パリの大きな遺産のひとつです。

2022年から見学可能になるこのセルジュの家について、より詳しい情報が公式サイトに掲載されたのでご紹介しましょう。

「ラ・メゾン・ゲンズブール」は2つの住所に分かれます:セルジュが1969年から1991年まで暮らした家のあるヴェルヌイユ通り5bis番地。そして、その向かいの14番地に、博物館・「ゲンズバー」・書店兼ショップがあります。

入館は14番地。5bis番地のセルジュの家(30分間の音声を使ったイマーシブ展示)から見学開始です。それから14番地に移動し、セルジュの生涯や作品をたどる博物館の展示を見学。

「Gainsbarre(ゲンズバー)」は、キャバレーでピアニストとして働いていたセルジュの 若い頃からインスパイアされたピアノバーで、朝食・ランチ・アフタヌーンティー・カクテルバー・ディナーにと、1日中使えます。コンサートや映画上映、カンファレンスなどもここで行われます。

書店兼ショップは、60年代初頭のパリ左岸、70年代のスウィンギング・ロンドン、80年代の高級ホテルとル・パラス劇場の時代まで、セルジュが行きた時代や場所を投影したセレクトの書籍やレコード、写真、オブジェなどが見つかります。書店にはセルジュ関連書籍はもちろん、彼が5bis番地の自宅に残した愛読書たちを見つけることもできます。

↓セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの自宅インタビュー(1972年)

セルジュ・ゲンズブールの家
Maison Gainsbourg
住所:5 bis rue de Verneuil 75007
*Maison Gainsbourg公式サイト*
*Maison GainsbourgのInstagram*

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