日本では初めてとなる、ろう者の視点から選んだ全12作の映画を上映する「東京ろう映画祭」が4月7、8、9日の3日間開催されます。「視覚の知性」をテーマに、ろう者をとりまく手話社会を映し出した映画作品を、自身もろう者であるディレクターがセレクトし、ろう文化やろう者のアイデンティティなど、様々な角度からろう者の生活やそれを取り巻く社会問題を紹介する映画祭です。日本とヨーロッパの作品を中心に、社会性・芸術性の高い映画を4つの部門に分け、世界各地の映画祭を沸かせた話題作から懐かしの名作まで、日本初上映となる作品を含め、劇場で鑑賞できる貴重な機会。
ゲストには、『音のない世界で』への出演が日本でも印象に強いろう俳優、レベント・ベシュカルデシュ。日本のろう写真家・井上孝治の生涯を追ったドキュメンタリー作家、ブリジット・ルメーヌ監督。昨年、フランスのろう者の実情を捉えたドキュメンタリー映画『新・音のない世界で』がモントリオール世界映画祭ほか複数の映画祭で脚光を浴びたレティシア・カートン監督と、3名の映画人がフランスから来日し、舞台挨拶をはじめ、トーク、シンポジウム、ワークショップに参加する予定です。
ほかにも、映画祭の開催に合わせ、多彩なろう文化に触れることができる写真展、個展、シンポジウムやワークショップなどが催されます。上映スケジュールや関連イベントについては公式サイトをごらんください。
さらに、今回初めて日本語字幕付きで上映される『愛のむきだし』を手がけた園子温監督が、上映後のアフタートークに登壇します!東京ろう映画祭ディレクターの牧原依⾥さんを聞き⼿に、園⼦温監督の映画表現についてろう者の視点から話を聞き、トークを展開する予定です。会場では⼿話通訳と⾳声認識アプリ「UDトーク」での情報保障・情報⽀援を⾏い、聴者、ろう者問わずトークを楽しむことができます。
『愛のむきだし』
⽇時 :2017年4⽉8⽇(⼟)18:30 開場/18:40開演
★本編上映後、アフタートークを開催
上映時間 :237分(途中休憩有り)
登壇 :園⼦温(監督)、牧原依⾥(東京ろう映画祭ディレクター)
料⾦ :前売券 ¥1,500 / 当⽇券 ¥1,700 ※学⽣¥100引き(当⽇受付にて学⽣証要提⽰)
《上映作品》
・新・音のない世界で(アジア初上映)
・音のない世界で
・あの夏、いちばん静かな海。
・あなたたちのために
・LISTEN リッスン
・井上孝治、 表象を越えた写真家
・私を見てください、私もあなたを見ます
・三浦浩翁半世紀
・たき火
・ジ・エンド(日本初上映)
・スティル・ヒア
・愛のむきだし(日本語字幕付き)
INFORMATION
/ TOKYO DEAF FESTIVAL 2017
場所渋谷・ユーロライブ
期間
2017年4月7日(金)〜9日(日)
開館日
10:30〜
休館日
住所 →パリの地区マップ
渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F
最寄り駅 →メトロ路線図
渋谷駅
料金
作品によって異なるので各料金は公式サイトで。
パリ・ミュージアム・パス
→https://www.tdf.tokyo